出版社内容情報
この本は、ぼくが初めて手掛ける「体操」の本です。
食事と運動は両輪。この2つがそろって、ぼくの長生き健康術が完成します。
この「かまた体操」は、ぼくの50年にわたる医師人生の到達点。
以上、本書「はじめに」より
鎌田先生の考える長生きとは、90歳を過ぎても元気で、自分の足で歩いてレストランへ行き、日帰り温泉を楽しめること。
そのために必要なのが、「きん・こつ・けつ・のう・ちょう」、すなわち筋肉・骨・血管・脳・腸 の5つの力を鍛えることだと、鎌田實先生は言います。
前作『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式長生き食事術』で 「食事」 の大切さを伝えた鎌田先生。
しかし、健康で長生きするためには、「運動」も不可欠。
食事と運動、2つをそろえて長生き健康術を完成させるために考案されたのが、この「長生きかまた体操」です。かまた体操は、1日たったの3分です。
朝は 眠っていた筋肉や腸を目覚めさせ、すっきりした1日をスタート。
昼は 脳と体に刺激を与え、午後も元気に動ける体に。
夜は1日の疲れをほぐし、睡眠の質を高める体操を。
ざっくりい言えば、朝のかまた体操は「体を目覚めさせる」こと、昼のかまた体操は「1日の活力を上げる」こと、夜のかまた体操は「体を整える」ことを目的にしています。
「私たちの体のコンディションは朝・昼・夜で違い、それぞれの時間帯で、体が一番必要としている動きも違うのです」
と話す鎌田先生が、それぞれの時間に体が最も必要としている動きだけを取り入れました。
朝・昼・夜に2つずつ、計6つの体操を行い、1つの体操はたったの30秒。
全部合わせても1日3分。
無理なく続くから、50代・60代・70代・80代でも大丈夫!
さらに、ウォーキングの代わりの体操として考案された「ロコデモウォーキング」は、少しやるだけでうっすら汗ばみ、筋肉と心肺機能が上がって、体も脳も楽しく、元気になります。
毎日楽しくできる「かまた体操」さえやれば、90歳の壁をピンピン元気に越えていく人が増えるでしょう。
と鎌田先生は、本書の中に記しています。
第2章「鎌田式『カラダ改善』体操」では、「首・肩こり」「腰痛」「膝の痛み」「冷えやむくみ」「猫背」「不眠」など、気になる体の痛みや不調とサヨナラできる20種類の改善体操を紹介。
第3章「鎌田式『長生き習慣』のコツ」では、「鎌田式歩き方改革」「音読のすすめ」「買い物トレーニング」「ちょいトレのすすめ」、トイレスクワットをはじめとする「ながら運動」など、11のコツを紹介。
いずれも、鎌田先生が自分で実践しているものばかり。
76歳になっても65㎏のバーベルを背負ってスクワットをし、冬にはワンシーズンで65日もスキーを楽しむという鎌田先生の、元気の秘密がこの本に詰まっています。
内容説明
この「かまた体操」はぼくの50年にわたる医師人生の到達点です。朝・昼・夜にたった1分ずつ。その時間ごとに体に一番必要な動きを取り入れて、「筋肉・骨・血管・脳・腸」のすべてを強くする。この「かまた体操」で、鎌田式長生き健康術の完成です!!
目次
序章 50年かけてたどりついた朝・昼・夜のかまた体操!(朝のかまた体操;昼のかまた体操 ほか)
第1章 朝・昼・夜にたったの1分!6つの「かまた体操」で動ける体になっていく!(体側伸ばし&腸ひねり 呼吸が深くなり、腸も目覚める!;バンザイスクワット スクワットで全身運動! ほか)
第2章 痛み・しびれ・こり・疲れ・不眠…鎌田式「カラダ改善」体操で不調とサヨナラ!(ひざの痛みには もも筋体操;首筋・肩のこりには 肩甲骨ほぐし ほか)
第3章 ぼくをつくり上げた11のこと 体も頭もシャキッと元気 鎌田式「長生き習慣」のコツ(寿命を延ばし、脳を元気にする鎌田式「歩き方改革」;誤嚥性肺炎を防いで脳トレにもなる「音読」のすすめ ほか)