内容説明
SNSの普及によって言葉が氾濫するいまは、言葉に振り回される、心が不安定な時代です。だからこそ、時代を超えて残したい、普遍的な価値を持つ名言をあなたに贈ります。スーッと流れて消えてしまわないように、言葉の持つストーリーや、込められた想い、「使い方」なども紹介しています。心に深く刻み、一生の宝物にしてください。
目次
序章 いま日本人にとって名言とは
第1章 心が折れそうなとき
第2章 背中を押してほしいとき
第3章 成長したいと願ったとき
第4章 人付き合いに悩んだとき
第5章 道に迷ったとき
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。代表作のひとつである『声に出して読みたい日本語』(草思社)は毎日出版文化賞特別賞を受賞し、シリーズ260万部のベストセラーに。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)では、第14回新潮学芸賞を受賞した。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。文化人としてテレビをはじめとする数多くのメディアに出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
42
人生の節目で役立つ日本人の名言を30個集めて紹介したもの。いろいろと元気づけてくれそうな名言もあった。これからは自分の読書などの中で、「マイ名言」を集めていこうかなと思った。2023/03/31
Garfield
17
名言集とか眺めてみるの結構好き(特に、アインシュタインはユーモアが効いていて好き!)なので、なんとなくそんな興味で書見。 名言集、えてして言葉だけ拾っていることが多いですが、本書はその出典や背景などもしっかりと解説されていて、勉強になることも多かったですし、いくつかについては原典を読んでみようと思うようになりました。こういう風に手繰り寄せられるように色々な本を手にすることになるのが読書の楽しみですよね。2024/03/23
tosca
17
齋藤孝先生の本は読み易いし分かり易い。本書も30の名言を聖徳太子からドラえもんまで易しく解説してくれる。第1章「心が折れそうな時」から第5章「道に迷った時」までシチュエーション別に選んでくれている所が親切。最も参考にしたかった第4章「人付き合いに悩んだとき」は、素晴らしい名言は沢山あれど、嫌なヤツはやっぱり嫌だし、嫌なヤツに優しくはなれない(T_T)ダメな読者だな(;_;)一番心に響いたのは宮本武蔵「遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事」、大局観の乏しい自分には刺さる言葉だ。「五輪書」読んでみようかしら?2021/04/21
かもめ
12
昔から語り継がれている有名な名言の解説書。良い言葉は永遠に残るだろう。2021/05/09
ふなこ
6
最近、名言を読むのが好き。こちらの本は名言の年齢が書かれているのが面白い。天才バカボンの「これでいいのだ」がこんなにも味わい深いとは…。この本の中で一番好きなのは茨木のり子さんの「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」ばしっと決まる感じ、言葉の強さ・美しさ、なんとなく思っていたことを言語化されていて、よりこの言葉が好きになれた。2023/04/22