内容説明
医者が話を聞いてくれない、希望しない治療方針になってしまう、副作用が心配…。2万2千件以上の患者の相談に乗ってきた著者が教える!よい医者に出会って、よい診察と治療を受けるための本。
目次
その1 患者の力で医療はどこまでもよくなる!
その2 自分に合った病院の選び方
その3 病院に行く前に必ずしておきたいこと
その4 病院に着いたら必ずしたい―医者をその気にさせる「7つのスイッチ」
その5 こんなトークをすると医者から嫌われる
その6 患者として、コレってOK?NG?
その7 今の私たち、そして未来の世代が心身ともに健康で生きるために…
著者等紹介
おのころ心平[オノコロシンペイ]
パーソナル医療コーディネーター。2008年、心と体の関係を学ぶ場として、一般社団法人自然治癒力学校を開校。さらに、「Road to 2018プロジェクト」を開始。患者の過去のデータをもとに体調や病気の状況を分析する「カラダ・プロファイリング」も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
14
病気を治す際の患者側の視点として参考になるのは、病気が治ったら、あるいはこのままの病気の状態では、自分はこれがしたい、これができないという強い目標を掲げること。病気が辛いから不安だから病気を治したいという単純な思いだけでは治りにくいらしい。医療制度の章ではもっと図式があれば理解しやすかった。全編において文字だけなので、イメージ的に理解しずらい書籍だった。2016/10/26
Tatsuya Michibata
0
読みやすいですし、病院に行くときのチェックシートも載せられています。最初の章が「患者の力で医療はどもまでもよくなる!」と患者の主体的な参加(と言うのかな?)を求めています。40ページに以下の様な文章がありますが、同感です:(社会人として常識外れの医者に会ったとき)あなたは「人生の先輩」として、人生経験が未熟な医者にどう接するかが問われるのです。ダメな医者も、若い医者も、「患者が育てていく」。それくらいの度量が患者として必要な時代になっているのです。・・・私は、医療は医療者と患者の共同の営みであり、医療人の
fukura
0
医師と患者のコミュニケーション2016/07/20
読書人
0
患者学という考え方、斬新でした。自分は医者の気持ちを汲んだ良い患者ではないことがわかりました。良い患者になるのは、とても難しいことだと思います。元気な時でもそう思うのだから、病気になった時に良い患者として振る舞えるかと言ったら、それは難しそうです。診断や治療という技術だけではなく、心から患者の気持ちを汲もうと努力する先生と出会えると良いなぁ。少なくともそういう先生の気持ちを踏みにじらない患者にはならないといけないですね。2014/04/17
Femit
0
医者/医療との適切なかかわり方。主に医者とのコミュニケーションに関する本。医者も人間である、ということを前提としたうえで医者とのうまい付き合い方を教えてくれる。コミュニケーションにおいてはあたり前な記述も多いが、相手(医者)の立場に立った考え方をしないと気づかないことが多々。ほかの分野の専門家とのかかわり方にも応用できそうだと感じたのが思わぬ収穫だった。2020/04/22