内容説明
尖閣、竹島、北方領土…すでに戦争は始まっている。日本は勝てるのか?
目次
第1章 それで、どうする!日本の領土、これが問題だ!
第2章 それで、どうする!尖閣、これが答えだ!
第3章 それで、どうする!北方領土、これが答えだ!
第4章 それで、どうする!竹島、これが答えだ!
第5章 それで、どうする!日本の海の「戦争力」、これが答えだ!
第6章 それで、どうする!日本の領土、これが答えだ!
著者等紹介
小川和久[オガワカズヒサ]
1945年12月、熊本県生まれ。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。日本海新聞、週刊現代記者を経て、84年、日本初の軍事アナリストとして独立。外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、日本紛争予防センター理事、総務省消防庁消防審議会委員などを歴任。現在、特定非営利活動法人・国際変動研究所理事長、静岡県立大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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C-biscuit
9
Kindleアンリミテッドで読む。10年前の本であるが、今読んでもそんなに違わない気がする。そういう意味では、日本も積極的な対応ができていないのかとも思う。この本が書かれた頃は尖閣諸島を政府が購入したあたりのところで、漁船が海上保安庁の船に追突したりと民主党政権時代の残念な外交政策が書かれている。領土問題は一朝一夕で片付く問題でもないので10年経っても進捗がないのはその通りでもある。それでもウクライナ戦争や台湾有事の話が盛んになって来ており、中国は着々と力をつけている。すでに警笛が鳴らされていたのである。2022/08/08
BATTARIA
0
この著者の名を初めて知ったのは、1988年に海上自衛隊の潜水艦「なだしお」が、浦賀水道で漁船と衝突し、30人を死なせた事件で、「諸君!」という月刊誌(既に廃刊)にて、「この最悪な事件になってしまった根本的背景は、海上自衛隊と海上保安庁という二つの海軍の反目にある」と論じていたときだった。北朝鮮の不審船事件を機に、海自と海保の関係はちょっとだけマシになったが、本質的には何も変わっていない。2013/08/08