内容説明
主人公・秋山が、軽蔑する上司たちの若い時代にタイムスリップする。若き上司たちの意外な働きぶりから見てきた、世代ごとの「役割」とは何か。アル・ゴア元副大統領が絶賛した「70年サイクル説」を完全物語化。人間関係を劇的に変える“真の優しさ”に迫る!日本の未来が見えるビジネス小説。
著者等紹介
神田昌典[カンダマサノリ]
株式会社ALMACREATIONS代表取締役、公益社団法人学び力育成協会創設者。上智大学外国語学部卒。外務省経済局に勤務後、ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、ビジネス書、小説、翻訳書の執筆に加え、ミュージカル、テレビ番組企画など、多岐にわたる創作活動を行う
安達元一[アダチモトイチ]
放送作家として『踊る!さんま御殿』『奇跡体験!アンビリバボー』『SMAP×SMAP』『とんねるずのみなさんのおかげでした』『ドラえもん』などのヒット番組を数多く構成する。第42回ギャラクシー賞大賞、国連平和映画祭2007特別賞、第49回国際エミー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みんと
15
仕事での人間関係に不満を抱いている方は多いと思うが、まず、この本を手にとってもらいたい。 タイムスリップをするたびに、思いがけない気づきを得て、気に入らなかった上司や部下に対する気持ちも変わってくる主人公の秋元。 一番近くにいる家族の思いにも鈍感な困ったサラリーマンが周りと心を通わせてゆく様子にちょっとホロッとくる。 東京オリンピックやバブルの頃の時代背景も感慨深い。2011/08/11
miyatatsu
4
小説としてみればとてもおもしろかったです。しかし自己啓発書としてみれば(ーー;)と言った印象です。2018/04/16
もも
4
この本とってもいい本でした。「いるいる、うちの会社にもこういう人」と思いながら読んでいましたが、春の時代では泣いてしまいました。 ちょうど今日読んだっていうのが何かの導きなのでしょう。明日から新しい年。さぁ、私は何をしていこう、と考えさせられる1冊となりました。2011/12/31
摩周
3
季節の春夏秋冬のように、企業にも景気のような季節がある。経営者も世代によって分かれる。創る人、広げる人、良くする人、壊す人。 それを知っているだけで各世代の違いを認識し理解し合えることができるし話も盛り上げやすくなる。2020/05/06
Lucy
3
過去の話をするときに、よく高度成長期の美談を耳にする。そうして、バブルの時の華やかな様子に続き、ゆとり世代の若者の情けなさが語られるのである。しかし、この本を読んでしみじみ思う。どの時代の人も目の前の自分の状況に合わせて頑張っている(た)のだと。年長者の業績に感謝しながらも、己を極端に卑下せずに、今日という日を良い日にしていこうと思う。2014/07/14