特命交渉人用地屋

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784776202592
  • NDC分類 916
  • Cコード C0010

出版社内容情報

絶賛発売中!

内容説明

国家と高級官僚の特命を帯び、秘密用地交渉を取り仕切った元空港公団ノン・キャリアが知ってしまった秘密、そして現場の悲哀。いまや滑走路に覆われた大地に隠された超大型国家事業にひそむ驚愕の新事実とは?慟哭と告発の問題作。

目次

プロローグ 特命交渉人
無法地帯
ノン・キャリア
業務命令
秘密交渉
闘争の果てに
エピローグ 国家事業を憂える

著者等紹介

前田伸夫[マエダノブオ]
1939年、鹿児島県出水市生まれ。63年北九州大学外国語学部を卒業後、会社員、衆議院議員秘書を経て、67年新東京国際空港公団(現・成田国際空港株式会社)に入社。以後、主に用地買収を行う用地部に所属する。96年空港公団を退社(審議役)。日本空港給油を経て、エムパイヤエアポートサービス顧問
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よう

1
もはや内戦!?成田空港用地買収役となり、現地農民と交渉をした著者の経験談。すべて実話という事がもうビックリ。仰天、唖然エピソード満載である。数百人規模のデモ、暴力での抗議行動をかいくぐって隠密裏に交渉、みつかれば命はないと覚悟を決めての敵地(反対派農民土地)潜入、etc,etc・・・ 凄いがダーティすぎて、プロジェクトXには出せないだろう。現在まで、反対運動は続いており、用地買収は終わっていない。さぞかし歯がゆい事だろう。あと、家族ホント大変だったべな・・・2010/05/16

ハルバルミチル

0
成田空港のための用地買収の話。かなり生々しいのである。中核派などが活発だった時代ということもあり、その激しさは想像を絶する。角材で殴られて前歯が折れたり自宅を爆破されて重傷を負ったという著者のエピソードも強烈。農民よりな著者だが、1994年事業認定の失効後(≒土地収用法の適用をしない)の補償金の高騰には苦言を呈している。〈国家事業は最後までゴネたほうが得だということを国民に教えたことになる〉。事業認定失効後は、それまで最高1億だった補償金が、数十億になったとか…。2015/11/22

hiratax

0
(20060824)前の週のNNNドキュメントが三里塚特集で、著者が出ていて知った。開港のためなら何でもあり、な世界が描写されている。2006/08/24

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