内容説明
自分はいつか虐待をしてしまうかも…。そう思っているあなたやどこの施設にもいるそんな職員への処方箋。“家族のような介護”という呪縛を解き放つ!
目次
第1章 認知症ケアを紐解くことで介護の意味を考える(認知症ケアの基本的な考え方とは?―最期の最後までその人らしさを守り抜くこと;人間と動物の脳の違いを再確認する―知的活動「記憶、見当識、思考、判断」 ほか)
第2章 職員が育つ組織の作り方と育て方の実際(やらない職員に今できることをどのように伝えていくか―目の前のお年寄りは人間である、その意味を考える;私たちは「人」になっているか―自分たちのケアを振り返ってみよう ほか)
第3章 悪いケアから虐待へだんだんおかしくなっていく流れ(顕在化した虐待とは―法律で処罰を受ける、社会的に注目される虐待とは;顕在化した虐待の下の大きな“意図的虐待”―分かって行っている虐待 ほか)
第4章 不適切ケアから虐待にさせないために(人は転ぶ、薬は間違える、無理やり食べると窒息する―新人にどのように指導していくか;脳卒中、認知症が事故の原因ではない―事故の原因が「疾患・障害」となると、対策は「見守りの強化、声かけの強化」ばかりになってしまう ほか)
著者等紹介
〓口光子[タカグチミツコ]
介護アドバイザー。介護老人保健施設「星のしずく」看介護部長/理学療法士/介護支援専門員/介護福祉士。高知医療学院を卒業後、理学療法士として福岡の病院に勤務するも、老人医療の現実と矛盾を知る。より生活に密着した介護を求め、特養ホームに介護職として勤務。介護部長、デイサービスセンター長、在宅部長を歴任、働きながら介護アドバイザーとして全国を飛び回る毎日を送った。2012年5月には新規の老健「星のしずく」の立ち上げに携わり看介護部長を兼任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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