内容説明
「株式投資は簡単だ」と思っているビギナーズ・ラックの初心者、あるいは「株は難しい」と気づきはじめている中級者の方に、データに基づいた株式投資の真実を明らかにします。本書では、20年以上にわたり、投資の世界で抜群の成績を収めてきたKAPPA氏が、その秘訣を明らかにしています。
目次
第1部(株式投資の「常識」の検証;市場の効率性とアノマリー;様々な株式投資法)
第2部(オプション取引の基礎;オプション取引の実践;プット売り、カバードコールなどのエビデンス)
著者等紹介
KAPPA[KAPPA]
東京大学医学部卒。医師兼個人投資家。ファイナンスの専門家やファンドマネージャーの常識を個人投資家にわかりやすく説明することに定評がある。現在、金融機関に勤務(産業医)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moto
8
「東大卒医師が教える科学的「株」投資術」で、よほどの上級者でない限りはEBI(エビデンスに基づく株式)をするべきという考え方に大きく影響を受けたので、こちらの本も読んでみました。 前半は株式投資、後半はオプション投資についてといった感じで説明されています。株式投資の重要な部分を体系的にまとめられていて、なおかつオプション投資という新たな選択肢を提示していて勉強になった。 オプション投資の有効性は分かったが、投資方法については難しく理解できていない。今後、オプションについても勉強してみたい。2019/05/12
Wyoshi
3
著者のファンなら、ブログを読んでいるだろう。簡単に言ってしまうとブログの内容のまとめ。しかし、研究者らしく、ファイナンスの原著論文を当たって、学問的な裏付けをとってくれているので、話に信頼感がある。アノマリーやETFの話は役に立った。オプションの話に関しては、前著(週末投資家のためのカバーコール)のほうが役に立つかもしれない。この辺に関しては特に目新しい話はない。知識のまとめ本としてさらっと読めばよいと思う。2014/05/31
さわでぃ
2
エビデンスに基づいた姿勢は好感が持てるしカバードコールの優位性も否定はしないが、ファンダメンタルやテクニカル手法について「活字にさされているからといって信用してはいけない」というくだりはそのまま本書にも当てはまりはしないか。2014/11/15
葵堂
1
理論的には非常に納得の行く内容。様々な論文や過去のデータを提示し、個別株取引のリスクを啓蒙しつつオプション取引についてさらりと解説。とはいえやはり米国に証券口座を作らねばならぬ、って部分がかなり二の足踏む理由になってしまい、これを活用できる日が来るかは不明である。2014/06/27
Tanaka Daichi
0
IB証券2015/09/06