内容説明
本書では、ベテランFXトレーダーである著者が、トレンドフォローや短期ブレイクアウトなどの売買戦術で大きな成功を遂げている「魔術師」たちの運用手法をどのように解釈し、研究したか紹介している。
目次
第1章 FXトレードとはどのようなゲームなのか(歴史の教訓;外国為替市場の内部構造;新しい市場参加者)
第2章 FXのトレンドフォロー戦術(基本戦術;応用戦術の検証;トレンドフォローの資金管理)
第3章 FXの短期ブレイクアウト戦術(失敗から学ぶもの;オープニングレンジ・ブレイクアウト;方向性指標の利用)
第4章 FXの逆バリ戦術(ADXとオシレーター;パニックトレード)
第5章 資金管理の冒険(短期売買の資金管理;ラリー・ウィリアムズの大胆な資金管理)
第6章 トレードの心得(ブレイクスルー;売買頻度とレバレッジ;相場の役割と自分の建玉;予測とは何か)さいごに―20msの世界で勝ち残るには
著者等紹介
中原駿[ナカハラシュン]
相場歴20年を超えるベテラントレーダー。祖父はソニー、母はパイオニアで財をなした投機家の家に育つ。海外のトレード事情に詳しく、特にラリー・ウィリアムズ、トム・デマークの手法に精通し、為替、先物、債券、株式市場で、その概念を利用して結果を残している。パンローリング社発行のパンレポートで「短期トレーディング手法」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
3
一つの手法の寿命はどれくらいか。一般的なトレンドフォロー、短期ブレイクアウト、逆張り戦略から、著名なタートルズ「チャネルブレイクアウト」、L・ウィリアムズ「ボラティリティ・ブレイクアウト」、T・デマーク「TDトラップ」までを検討し(ドル円の場合1978-2008年の間)、ほぼ数年という寿命を算出する。本書は、バックテストの際の検討項目をチェックし、読者自身の手法を改善する際に参考になるプロセスを提示する一方、寿命が尽きる原因の考察に深く踏み込まない。が、手法の推移パターンを意識し確認する際には再読する。2017/11/03
t04894ty
0
自分のトレードがトレンド型か逆張り型かを把握して、その特性にあったトレードをすることが大事である。トレンド型の勝率は思った以上に低いことに驚き。2012/01/16
スタンダードR君
0
★★★★☆ 戦略紹介とその検証はありふれたものだと思ったが、冒頭のFXの基礎について書かれた内容が良かった。特に、市場参加者の紹介や、「有効な戦略が無効化するまでの流れ」の紹介や、「相手の損失=自分の利益」についての紹介が良かった。2011/10/09
なっし~
0
P202のADXの使い方は導入しようと思う。(逆張りあまりしないけど)ストキャスは馴染みがなったけど使ってみようと思う。2020/08/14