内容説明
本書ではトレードの勝率を予測し、期待利益を算出し、トレンドの可能性を判断し、利益率が高い株を選択したうえで仕掛け、そして手仕舞う方法を学んでいく。また、資金管理やリスク管理の重要性についても書いている。さらには、ボラティリティを使ったポジションサイズの決め方についても学んでいく。本書で詳しく紹介していく成功するトレードシステムの要素には、すべてにわたってしっかりとした根拠があることも示している。本書で紹介する新しいテクニカル指標には、GPI(勝率指数)、ブルベア指数、ランダムウォークオシレーター、価格出来高指数(PVI)、そして、時系列の線形回帰から派生したツールなどが含まれている。ほかにも、ボラティリティの重要性、時系列の線形回帰分析、回帰適応型移動平均線(RAMA)、回帰シャープレシオ(RSR)に関する重要なことも惜しみなく明らかにしている。実際に使われている高勝率投資のテクニックや資産配分の重要性の実例も多く紹介しているので、初心者にも分かりやすいものになっている!
目次
朝日のあたる家
テクニカル分析の簡単な歴史
テクニカル分析を使う理由と方法
確率と確実性と不確実性
何を期待したのか―期待値を視覚化する
サンプルサイズと信頼限界
高勝率のトレンドを見つける―ブルベア指数
支持線と抵抗線とランダムウォーク
モメンタムと出来高とボラティリティ
ボラティリティはなぜ重要か
時系列の線形回帰
回帰適応型移動平均線
回帰シャープレシオ
株をスクリーニングし、並び変え、順位を付ける
高勝率トレードを仕掛ける
手仕舞いの計画
ポジションを管理する
ポートフォリオ管理の原則
資産配分の重要性
投資に関する10の見解
著者等紹介
シロキー,マイク・B.[シロキー,マイクB.] [Siroky,Mike B.]
引退した外科医。長年の投資活動において、独自の統計テクニックを開発してきた。標準的なテクニカル分析は使い方は理解できても投資判断の助けにはならないと考え、確率論と統計的手法を用いて市場やトレード可能な資産を分析するようになった。著者のテクニカル分析の手法はすべて広く受け入れられているデータ分析の統計的手法に基づいており、独自の手法としてテクニカル・アナリシス・オブ・ストックス・アンド・コモディティース誌に数十回掲載されている
長岡半太郎[ナガオカハンタロウ]
放送大学教養学部卒。放送大学大学院文化科学研究科(情報学)修了・修士(学術)。日米の銀行、CTA、ヘッジファンドなどを経て、現在は中堅運用会社勤務。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
井田京子[イダキョウコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。