内容説明
バリュー投資家のゴータム・ベイドは、本書でバリュー投資に関する実践的な手法と自己修養とビジネスの知識と、幅広い読書から得た知恵を組み合わせて、バリュー投資と投資哲学の総合的な融合に成功している。ベイドは、時の試練に耐え、今なお有効な教えを残してくれた卓越した先人たちの戦略と知恵を統合し、投資や人生の教訓から導き出した包括的な指針を作り上げた。この1冊で何百冊もの本を読んだ知識が得られるだろう。また、ビジネスや投資や意思決定といった分野における偉人たちの実践的な手法を紹介するとともに、これらのアイデアをバリュー投資だけでなく人生に応用すれば、その成果や報酬は複利的に膨れ上がることも示している。本書は、バリュー投資における規律を称賛するとともに、ベイドの個人的な経験を振り返りながら、最高の投資は自分自身への投資に尽きるという考えを実証してみせた。投資にかかわるすべての人たちや、人生や対人関係で実践的な知恵を求めている読者に、本書は大きな気づきとブレイクスルーをもたらしてくれるだろう。
目次
序論―最高の投資は自分への投資
第1部 知恵を身に付ける(学習マシンになる;格子状のメンタルモデルを通じて知恵を身に付ける ほか)
第2部 強い性格を育てる(人生で素晴らしいロールモデルや先生や仲間を選ぶことが重要;知恵を得るには謙虚さから ほか)
第3部 株式投資(会社を所有しているつもりで収益力を構築していく;行間を読んで投資する ほか)
第4部 ポートフォリオの管理(長期的なバリュー投資の聖杯;市場はほとんどは効率的だが、いつもではない ほか)
第5部 意思決定(もっと歴史を勉強し、予想は無視する;新しい証拠に基づいて考えを更新する ほか)
著者等紹介
ベイド,ゴータム[ベイド,ゴータム] [Baid,Gautam]
CFA(公認ファイナンシャルアドバイザー)で、SEC(米証券取引委員会)登録の資産運用会社(ユタ州ソルトレイクシティー)のポートフォリオマネジャー。それ以前は、シティグループのムンバイ、ロンドン、香港の各支店で勤務したあと、ドイツ銀行のヘルスケア投資銀行部門のシニアアナリストも務めた。CFA協会の会員で認定CFA
長岡半太郎[ナガオカハンタロウ]
放送大学教養学部卒。放送大学大学院文化科学研究科(情報学)修了・修士(学術)。日米の銀行、CTA、ヘッジファンドなどを経て、現在は中堅運用会社勤務。全国通訳案内士、認定心理士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
井田京子[イダキョウコ]
翻訳者。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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