内容説明
ブラッドレー・バーケンフェルドは、世界最大の銀行UBSで働くプライベートバンカーとして、そのすべてを体験した。UBSでは、超のつく大金持ちが複雑に張り巡らされた秘密のナンバーアカウントやオフショアの企業群を使って、何百万もの資金を税務当局の目が届かないところに隠している。UBSが顧客の無分別な行動を彼の責めとすべく準備していることを知り、バーケンフェルドはアメリカ政府にホイッスルを吹いた(内部告発をした)。たった一人で、スイス銀行業界のあくどさ、大金持ちのあくなき脱税への執念、大銀行に篭絡されている米大統領や国務長官たちの実態を白日の下にさらした彼の真実の物語は、一度読み始めるとページをめくる手が止まることはないだろう!
目次
だまされやすい人
第1部(成功への道;ボストン虐殺事件;暗号を解読する;スポーツカー、モデル、ヨット、こりゃすごい)
第2部(ベルン炎上;カウンターパンチ;タラクチュラ;メキシコで仕組まれたワナ;タイトロープ ほか)
付録
著者等紹介
バーケンフェルド,ブラッドレー・C.[バーケンフェルド,ブラッドレーC.] [Birkenfeld,Bradley C.]
史上最も重要なホイッスルブロアー(内部告発者)として知られる元金融マン。現在は不正を暴き、根絶しようと活動するホイッスルブロアーの支援を行っている。バーモント州ノリッジ大学で経済学の学士を、スイスのアメリカン・グラジュエイト・スクール・オブ・ビジネスで国際MBA(経営学修士)を修得している。NHL(北米アイスホッケーリーグ)のボストン・ブルーインズや慈善団体と協力して、恵まれない子供たちの支援を行っている
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。北陸先端科学技術大学院大学・修士(知識科学)。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務
藤原玄[フジワラゲン]
1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。情報提供会社、米国の投資顧問会社在日連絡員を経て、現在、独立系投資会社に勤務。業務のかたわら、投資をはじめとするさまざまな分野の翻訳を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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