内容説明
いかなるときでも、株式市場の方向性を予測するのは、不可能とは言えなくとも大変難しいものだ。しかし、市場に明確で予測できる周期的なパターンがあることもまた事実である。簡潔で良識ある指針を示す本書では、過去50年にわたって開発と洗練を重ねて、時の試練に耐えてきた最高の指標やパターン、季節性をまとめている。また、経済の長期的な好況と不況のサイクルを説明するだけでなく、1年のうちでトレードに最適な時間や日、週、月を含めて、短期的な傾向も取り上げているほか、85%以上の期間で市場に勝つと証明された、実行しやすい戦略の使い方を示す。その他、大統領選挙の周期性、「サンタクロースラリー」、最高の半年戦略など、イベントに触発されたサイクルやパターンのなかでも信頼度が極めて高いものを数多く説明。戦争、平和、インフレ、政治変動などを含めて、重要な外的要素が市場に及ぼす長期・短期の影響を徹底的に調べ上げている。
目次
本音で語る―強気相場と弱気相場の背後にある意味と歴史を探る
戦争と平和―戦争と平和(そして、インフレ)が相場に与える影響
活況と低迷の1世紀―20世紀の金融恐慌と経済の急成長
来るべき好況―次の500%の上昇への準備
政治がポートフォリオに影響を与えるとき―大統領選挙の周期が相場に与える影響
株を買う絶好の季節―確実に利益を上げるために、季節性に合わせたトレードをいつすべきか
魔女のオーラ―オプションの満期日近くにトレードを調節
植え付けの秋―ほとんどの相場上昇の種がまかれるとき
満足の冬―資金流入と良い情報がもたらす堅調な相場
収穫の春―最高の6カ月で得られたものを収穫
不振の夏―夏の数カ月に投資家がくつろげる理由
楽しい時を祝う―休日のトレードを最大限に利用する
金曜日には売るな―相場を動かしているのは今でも人
機が熟したトレードを摘み取る―季節が適切で、指標が強く、タイミングが完璧なとき
著者等紹介
ハーシュ,ジェフリー・A.[ハーシュ,ジェフリーA.] [Hirsch,Jeffrey A.]
マグネット・AE・ファンドのチーフ・マーケット・ストラテジストであり、ハーシュ・オーガニゼーションの社長である。また、ストック・トレーダーズ・アルマナックの編集長であり、コモディティ・トレーダーズ・アルマナックの共同執筆者でもある。20年以上、創業者のイェール・ハーシュと共に働き、2001年にその仕事を引き継いだ。CNBC、CNN、ブルームバーグ、FOXビジネスなど、多くの内外のテレビにたびたび出演して、市場の周期性、季節性、トレードのパターンや予測、歴史の推移について解説をしている。また、、投資家へのアラートや市場データ、リサーチ用ツールを含む、オンライン版の会員制アルマナック・インベスターの編集も行なっている
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務
山口雅裕[ヤマグチマサヒロ]
早稲田大学政治経済学部卒業。外資系企業などを経て、現在は翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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