内容説明
「配当割引モデル」の原型。ディスカウント・キャッシュフロー・モデルをはじめとして、刊行当時としては革新的な理論が多く解説され、バリュー投資の教科書として長らく評価を得てきた。60年以上読み継がれてきた「投資価値理論」の記念碑的古典。
目次
第1巻 投資価値と市場価格(株式市場における投機とは;純粋投資価値理論;利息と配当の経済学;利率と価格水準の展望)
第2巻 投資価値に関するケーススタディ(最新の調査;事後評価)
著者等紹介
ウィリアムズ,ジョン・バー[ウィリアムズ,ジョンバー][Williams,John Burr]
1902‐1989。ハーバード大学在学中は数学と化学を専攻。1923年に卒業後、ハーバード・ビジネススクールに進み、経済予測と証券分析を学ぶ。その後、証券会社で証券アナリストとして活躍するものの、1932年、プロのエコノミストを目指して再びハーバード大学文理学部に入学。修士論文として『投資価値理論』を執筆し、1938年、ハーバード大学出版局から出版する。しかし教授会の承認を得ずに論文を出版したことや、その内容がケインズ学派に懐疑的であったことから、1940年になるまで博士号を修得できなかった
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務
岡村桂[オカムラカツラ]
青山学院大学国際政治経済学部(国際金融専攻)を卒業し、損害保険会社に入社。その後、渡米し、翻訳の仕事に携わる。帰国後は、電機メーカーの翻訳部を経て独立し、現在はフリーランスで翻訳をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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