内容説明
成長企業とそうでない企業との違いはどこにあるのか。高成長を誇った企業がある日を境に突然失速するのはなぜなのか。良い投資先とそうでない投資先はどこで峻別されるべきなのか。株式投資家であれば、だれでも常にその答えを求めている。本書で詳説されている「経済的な堀」の概念はそのような問いかけに明確に答えている。
目次
行動計画
経済的な堀―経済的な堀の定義とそれを使って優れた株を選択するための方法
誤解されている堀―幻の優位性にだまされるな
無形資産―棚から取り出せるものではないが、間違いなく価値がある
乗り換えコスト―しつこい顧客は面倒ではなく黄金だと思え
ネットワーク効果―非常に強力で、一章を割く価値がある
コストの優位性―賢くなるか、地理的に近くなるか、ユニークになれ
規模の優位性―きちんと把握していれば、大きいことは良いことだ
侵食される堀―優位性を失って立ち上がれない
堀を探す―外はジャングルだ
ビッグボス―経営陣の影響は思ったほど大きくない
肝心なこと―比較分析の五つの例
堀の価値はどのくらいか―最高の企業でも買値が高すぎればポートフォリオを傷つける
評価のためのツール―割安株を探す
いつ売るか―賢い売りが高リターンにつながる
投資は数字だけではない
著者等紹介
ドーシー,パット[ドーシー,パット][Dorsey,Pat]
CFA(公認証券アナリスト)、モーニングスター株式リサーチ部門のディレクター。同社の株式評価システム(モーニングスターレーティング)や経済的な堀のレーティングの開発における中心メンバーのひとりで、『The Five Rules for Successful Stock Investing:Morningstar’s Guide to Building Wealth and Winning in the Market』(ザ・ファイブ・ルール・フォア・サクセスフル・ストック・インベスティング)の著者でもある。ウエズリアン大学卒業(政治学)、ノースウエスタン大学大学院修士課程修了(政治学)
鈴木一之[スズキカズユキ]
(株)フィスコのシニアフェロー。1983年、大和証券に入社、1987年に株式トレーディング室に配属され、機関投資家向け証券営業に就き、以後一貫して株式トレードの最前線にて相場と格闘。2000年4月からインフォストックスドットコムにて日本株チーフアナリスト。2008年1月から現職。日本アナリスト協会検定会員
井田京子[イダキョウコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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