内容説明
投資評価の第一人者、ニューヨーク大学スターン経営大学院教授アスワス・ダモダランによる資産価値評価解説の決定版がついに完成。株式から債券、オプション、先物、実物資産まで、ありとあらゆる資産の価値を測定するための、最新かつ旧来のさまざまなツールとテクニックが満載。投資評価のすべてを網羅した実用的な指南書といえる。本書では現在の最新事例と評価ツールをフルに活用して、評価が難しいとされるドットコム企業や非公開企業、金融サービス会社をはじめとするニューセクターの評価にも果敢にチャレンジする。さまざまな評価モデルの理論と応用を通じて、キャッシュフロー評価から相対評価、企業買収のための評価にいたるまで、評価の全プロセスを明確に理解するのに格好の内容。
目次
序論
さまざまな評価法
財務諸表を理解しよう
リスクの基礎
オプション価格理論とモデル
市場効率性―定義、検定、実証的証拠
リスクフリーレートとリスクプレミアム
リスクパラメータの推定と資金調達コスト
利益の測定
利益からキャッシュフローへ
成長率の推定
清算の評価―終価の推定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekozuki
6
もっと早く読むべきだった。あらゆる資産はCFを割り引くことで価値を測定可能という前提で、その評価の考え方を整理した本の１冊目。いわゆるDCF法の基礎概念をまとめた本だが、実務上引っ掛かりが生じる論点について言及があり、かゆいところに手が届く。基礎概念が理解できており、他方で、基本的なDCFの計算だけでは限界を感じる際にお勧めの本。2024/12/30
ゼロ投資大学
2
株式価値の評価方法を提示している。具体的な手法と例題も掲載されているため、学びは多い。ただ、非常に内容が高度であるため、一定の基礎教養がなければ完全に理解して応用することは難しい。2022/05/06
YUTA N
0
個人的に基礎となった書籍。ファイナンス関係の本で、一番好きな本です。
