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内容説明
現在「ピーク・オイル」という言葉が声高に叫ばれている。世界の石油生産はピークを迎えつつある、という意味である。これは世界の専門家たちが、ハバート博士の分析方法を利用して立てた予測によるものだ。ピークはまもなくやってくる。石油を燃料として利用できる時代の終焉まで、もう時間はない。ハバート博士に師事したケネス・S・ディフェイス博士は本書で起源、探査、生産、流通、代替エネルギーまで、石油産業のすべてを詳細に解説し、ハバート理論の長所と短所、迫りくる事態への対処法までを網羅している。「石油の代わりにステージに上がる代替エネルギーは何か?」「燃料として利用されなくなった石油はどうなるのか?」。本書はこれらの疑問に答えてくれる必携の書だ。
目次
第1章 概観
第2章 石油の起源
第3章 石油貯留岩と石油トラップ
第4章 石油を見つける
第5章 掘削方法
第6章 油田の規模と発見の可能性
第7章 ハバート再考
第8章 比率のグラフ
第9章 化石燃料の将来
第10章 代替エネルギー源
第11章 新たな展望
著者等紹介
ディフェイス,ケネス・S.[ディフェイス,ケネスS.][Deffeyes,Kenneth S.]
プリンストン大学名誉教授。石油技師のパイオニアである父を持ち、油田地帯で育つ。M・キング・ハバート博士とヒューストンのシェル石油研究所で出会い、大きな影響を受ける。その後プリンストン大学に所属し、石油産業のコンサルタントとしても活躍。また石油訴訟の際には専門家として証人に立つなど、一貫して石油産業にかかわり続ける
秋山淑子[アキヤマヨシコ]
1962年神奈川県生まれ。1987年東京大学文学部卒業。編集者・翻訳家。主に英和辞典などの辞書編集に携わる。他に翻訳スタッフの一員として、『20世紀思想家辞典』(誠信書房)、医療倫理に関する論文集、科学図鑑、外資系企業の社員研修マニュアル、外資系自己啓発セミナーマニュアルの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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メルセ・ひすい