内容説明
「痩身の独裁」は中世、騎士道愛の時代にすでに生まれていた!!美醜の価値の奥深さを知る一編。フランスの研究者たちが、歴史をたどり文化を解き明かし、美しさと醜さについて分析!見えてくるのは、美醜でつくられる人間関係だ。はたして人は内面を磨くことで、見た目を超えられるのか!?
目次
内面の美しさなんて、あり得ない!
顔よ、ああ美しき顔よ
美とステレオタイプと差別
「規範と恋に落ちたりはしない!」
きみの毛はステキだね
ソーシャル・ネットワーク上の自己演出―美醜を超えて
外見至上主義の子どもたち
美しき性、そして醜さ
道徳化された身体
美しいもの以外を愛せるか?
美と醜さと職業生活
美しさと醜さ―差別禁止法にもとづくアプローチ
狂乱の時代―変容する身体
「ファッションの世界では、美しさは時代遅れだ」
特異な身体に美しさを感じとる
醜形恐怖症、あるいは容姿の欠陥に対する強迫観念
身体装飾の美しさにおける両義性
美容整形の光と影
ボディーアート―芸術作品としての人体
タトゥー―入れ墨の来歴
動物美
自然の美と人工の美
芸術は人類の源である
審美家としての脳の肖像
スタンダール症候群―作品が心を貫くとき
現代美術に試される美的価値
著者等紹介
マルミオン,ジャン=フランソワ[マルミオン,ジャンフランソワ] [Marmion,Jean‐Fran〓ois]
心理学者。心理学専門誌『ル・セルクル・プシ(Le Cercle Psy)』編集長
金丸啓子[カネマルケイコ]
フランス語翻訳者。大阪外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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