内容説明
良い習慣を身につけるのに唯一の正しい方法などないが、本書では著者の最善の方法を紹介する。つまり、どこから始めても、また、変えたいものがなんであろうと効果のある方法である。ここで取りあげる戦略は、目標が健康、お金、生産性、人間関係、もしくはその全部でも、段階的な方法を求めている人なら、誰にでも合うはずだ。人間の行動に関するかぎり、本書はあなたのよきガイドとなるだろう。
目次
基本 なぜ小さな変化が大きな違いをもたらすのか
第1の法則 はっきりさせる
第2の法則 魅力的にする
第3の法則 易しくする
第4の法則 満足できるものにする
さらなる戦略 改善するだけでなく、本物になるには
付録
著者等紹介
クリアー,ジェームズ[クリアー,ジェームズ] [Clear,James]
「習慣」「意思決定」「継続的改善」を専門とし、書籍の執筆だけでなく、講演も多数おこなっている。その著作はニューヨーク・タイムズ紙、タイム誌、アントレプレナー誌に掲載され、テレビ番組『CBSディスモーニング』でも紹介された。現在、妻とともにオハイオ州コロンバスに在住している
牛原眞弓[ウシハラマユミ]
神戸大学文学部卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかしー
69
再読。極わずかな最小習慣(atomic habits)→(⊿dy/dx=微分)を積み重ねる(∫=積分) 習慣化の為に習慣に必要な要素「4つ」に分類(①きっかけ→②欲求→③反応→④報酬)して各章で詳細な内容を紹介。印象的だった所、第16章良い習慣を毎日続ける方法→習慣が途切れた時にすぐに元に戻す方法→2回サボらないこと。望んでいる完璧に出来なくても、習慣を続ける。調子が悪い時(忙しい時)にやろうとする大切さ。等はついつい完璧主義になりがちで、そこで挫折しがちな私には非常に励みになりました。2021/08/06
ニッポニア
60
Audible。非常に、共感できる内容でした。良い習慣は確立した習慣につなげていく、悪い習慣はそれに繋げるためには何重にも壁を作っておけばやがてなくなる。その通りですね。習慣化を研究しているうちに、その権威になるというのは夢がありますね。それにしても、Audibleはメモが取りにくいですね、付箋を挟むのもできるんでしょうが、運転中とか、なかなか意識を回せず、という弱点がありますね。イヤホンをダブルクリックしたら印がつく、とかできたらなあ。2023/09/09
R
48
良い習慣をどのように身に着けていくかの方法と、習慣とはそもそもといったところを解説した本でした。細かなカイゼンが積み重なると大きな利益になるということなんだが、その積み上げを習慣という形で行うのがよいというお話。パブロフの犬みたいな、何かが起きたらもうそうなると無意識でも反応できるようになると考えることを省いて時間は短縮できるし、かつ、嫌だとか情緒に振り回されずに取り組めるというのは、夢のようだと思うところ。きっかけと行動を組み立てることの重要さがわかる。2021/01/12
33 kouch
41
確かに習慣がその人のアイデンティティを定義する。 思う→動く→習慣→人格変化→運命変化などと、ものの本ではよく言うが、3つ目の習慣化こそポイント。ただこれはただの日々の積み重ねという足し算でなく、指数関数的に習慣化する。本著はシステマチックにただ継続するだけでなく継続出来たら検証してゆくことも必要と説く。そのとき人は劇的に変化でき目標にぐっと近づく。一方で負け癖がつき負のスパイラルに陥る危険性も示唆する。目の前にある夢をスルーしないようにこの本を実践したい。2024/10/17
T2y@
38
年始らしい1冊目読了。 新しい習慣を始めるときは、二分以内にできるものにする。 最小習慣(atomic habits)、今年こそは読書ログを続ける! ぞ、と。2025/01/09