内容説明
ありのままの自分でいい。パートナーや子供とのつきあい方から職場でのふるまい方まで、外向型人間主流の社会を泳ぎきるわざを丁寧にアドバイス。
目次
第1部 陸に打ちあげられた魚―内向型人間とは?(内向型と外向型はどこがちがう?;内向型人間はなぜ誤解されるのか?;内向型は生まれつき?―すべては脳のなせるわざ)
第2部 外向型の海を泳ぐ法―内向型人間の上手な暮らしかたガイド(パートナーとの関係―身近な人ほど誤解しやすい;子育て―親も子も無理をしないために;人づきあい―内向型人間がパーティーを楽しむ方法;仕事―九時から五時までの脅威)
第3部 自分にぴったりの人生をつくる(内向型の自分をまもるために;生まれ持った内向性を大切に育てよう;外へ―あなたの光で世界を照らそう)
著者等紹介
レイニー,マーティ・O.[レイニー,マーティO.] [Laney,Marti Olsen]
心理療法士。内向型人間に関する研究における第一人者。執筆の傍らアメリカ合衆国とカナダでワークショップや講演を行っている。夫と2人の娘、4人の孫とともにオレゴン州ポートランド在住
務台夏子[ムタイナツコ]
東京都出身。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかしー
78
なんか色々息詰ったので再読。 読んでいると私のことを書いているのか?と何度も思うほど思い当たる節があるので「私の取説本」みたいな本。 数多ある凹みやすい、敏感or繊細さん、消極的、ネガティブ思考、人目を気にする、弱気克服本など読んできましたがこれらを包括的かつ個々の対処や回復方法が解説されている本は数少ないかなと太鼓判を押せる一冊。2020/03/16
コージー
53
★★★★☆世界の75%は「外向型」で成り立っている。その世界に順応するよう強制されているだけである。そのため「内向型人間」は、自分を変えようと努力する必要はないと説く。自分も内向型なのでとても共感する部分が多い。しかし単なる愛撫の本ではない。違ったレンズで自分や世界を見ることができた斬新な内容であった。【印象的な言葉】①われわれはみな、外向性にかたよった文化のなかで暮らしている。②本来とちがう自分になろうとするのをやめれば、心はずっと軽くなる。③身のまわりで行われるありとあらゆる催しに出席する必要はない。2018/01/04
はるき
38
私はモロに内向型が当てはまるなぁ。良い面も悪い面も過不足なく語り尽くすので、学術書として優秀だと思います。ふむふむ成る程ね。2017/07/12
ひよこ
34
内向型の人は大人しく自分の意見が言えないと誤解されがちだが、そうではなく、外向型は人と話すことでエネルギーを蓄え、内向型は静かな環境で一人エネルギーを充電する、というのが著者の主張らしい。そしてこの社会(米国?)が外向型にとって住みやすくなっているから外向型の人が評価され、内向型の人は居心地が悪いのだ、とのこと。確かに(多分、自分もそうだが)内向型の背中を後押ししてくれる内容で、勇気をもらえる。しかし、若い頃からネット漬けでコミュニケーション能力が培われない人も同じと考えてよいのか?そこが少し疑問。2017/08/28
つっちー
31
外向型と内向型の違いがはっきりと理解できます。 人とのコミュニケーションや、社交的な場所では疲れやすいという人は、内向型の可能性が高いです。 私もどちらかといえば内向型よりなのかな。 この本は内向型の人が、外向型が多い世界で生きいくちょっとしたコツを教えくれます。 無理に社交的になろうという本ではありません。 自分の社交性が低いと悩んでいる人は、一度読んでみることをおススメします。2019/02/03
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