内容説明
20世紀末、ロシアは市場経済化を敢行した。この「経済革命」によって一部の成功者が誕生する。それが“オリガルヒ(Oligarch)”と呼ばれる者たちである。しかしその一方で、ロシア経済は混乱を極めていた。国内の経済格差は広がりつづけ、納税回避・政財癒着によって国家財政すら傾き、ついには金融危機が引き起こされたのだ。自らの利益のために政府に干渉するまでになったオリガルヒたち。彼らの行く手を阻むものなどないかのように思われたが…。ロシアの起業家たちの栄光と挫折の記録。
目次
プロローグ ホドルコフスキーを拘束せよ
第1章 起業家たちの原点
第2章 ソ連の崩壊
第3章 エリツィンの時代
第4章 ロシア経済危機
第5章 プーチンの時代
著者等紹介
清水昭男[シミズアキオ]
1983年、南イリノイ大学コミュニケーション学部卒。トウキョウ・フォレックス、タレット・アンド・トウキョウ・インターナショナルを経て、CBOTアジア・パシフィック代表を務める。その後、ブルームバーグ・ニュースのレポーターとして、CATVで相場レポートを担当。現在は、フリーで翻訳・執筆を中心に活動中
狩谷ゆきひで[カリヤユキヒデ]
1960年、鹿児島県出身。「増刊少年サンデー」誌上にてデビュー。原田久仁信氏『プロレススーパースター列伝』のアシスタントを経て、「漫画ゴラク新人漫画賞」佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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