内容説明
「演義」全120回がコミック&トークで楽しめる。
目次
第4章 三国鼎立
第5章 孔明出師
第6章 三国終焉
荒川弘×杜康潤―あとがきにかえて
著者等紹介
荒川弘[アラカワヒロム]
漫画家
杜康潤[トコウジュン]
漫画家。ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つみれ
35
『三国志演義』後半の第61回から120回までを収録。諸葛亮死後はファンも激減し、いまいちよくわからないという声が多いが、本書は演義の物語をなぞりながらよく整理していると思う。三国志には、三つの王朝の事跡を時系列で追う難しさというのがあり、この流れをある程度把握しないと、戦いを単品で楽しむだけという味気ないものになる。一方、これがわかると、「戦略」というものが見えてくる。こうなると三国志後半の世界は俄然楽しくなってくるのだ。難解になりすぎない程度にそれら戦略部分にも触れられているのは見事。良書といっていい。2018/08/24
にゃんころ
23
さて下巻です。三国志は五丈原で「物語」としては終わったんだなと、改めて感じます。それ以降は「その後」を駆け足で追ってるという印象です。面白いエピソードが無い訳でも無いんですが、どうしても乱世から三国鼎立までの盛り上がりには敵いませんね。と、三国志の内容は置いといて、本著はかなり楽しみながら読ませていただきました。荒川氏、杜康氏それぞれのこだわりを熱く語ってるのがすごく楽しい(笑) やはりマニア本だと思います(^^;2012/06/15
いっちゃんず
21
再読。『三国志演義』全120回を、三国志愛がドバドバ溢れる荒川弘・杜康潤のおふたりが、1話2ページずつテキストとトークと4コマ漫画で紹介した作品の下巻。前半に比べてマイナーな後半のエピソードもきっちり紹介。孔明南征とか、孔明亡き後の姜維の奮闘とかから、三国それぞれがグダグダになって晋の統一に至るまで、実に面白おかしく。お好きな方にはたまらない作品かと。2018/01/27
速魚
13
つくづく思う、孔明は若かったんだと。 2012/11/20
なつー
8
上巻に続き読了。覚え切れないけど、今まで知らなかった人がたくさん出てきて勉強になった。とにかく劉禅が残念な子。演義後半の寂しい雰囲気の中、作者2人のトークは変わらずテンポ良く読みやすかった。2015/03/08