マグノリアロマンス 時間（とき）の邂逅

マッケルウェイン，ジュリー【著】〈ＭｃＥｌｗａｉｎ，Ｊｕｌｉｅ〉/高岡 香【訳】

オークラ出版（2019/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 599p／高さ 15cm
• 商品コード 9784775528495
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

二百年前のイギリスにタイムスリップしたケンドラは、二カ月たった今も自分で本来いるべき世界に戻れずにいる。彼女は自分の後見人の甥であるサットクリフ侯爵アレックと関係を持ってしまったが、自分たちは別世界の人間とわかっていた。彼に必要なのは、お行儀がよくて絶対にののしりの言葉を吐かない貴婦人で、ケンドラのようなタイプではない。彼に山ほど子どもを産んであげられる人で、いまだもとの世界に戻る望みを捨てていない彼女ではだめだ。そう悩んでいるとき、彼女は新たな殺人事件に遭遇して―。シリーズ第三弾。

著者等紹介

マッケルウェイン，ジュリー［マッケルウェイン，ジュリー］ ［ＭｃＥｌｗａｉｎ，Ｊｕｌｉｅ］
ソープオペラ専門誌の編集者で作家。カリフォルニアのロングビーチで暮らしている

高岡香［タカオカカオル］
英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アカツキ]

ケンドラ・ドノヴァン・ミステリーズ3作目。公爵の別領地の移動中に霧に巻かれ、休むために入った田舎町で殺人事件が…。犯人の過去は予想の範囲内だったけれど、正体にびっくり。相変わらずヒーローの影が薄くて、ロマンスは盛り上がりに欠けながらもゆっくり進行。ようやく過去の世界で生きることに前向きになってきたケンドラだけど、周囲の気苦労が増えそう。

2019/03/20

[aoich]

じつはシリーズ中いちばん面白いと思う。そしてロマンス小説のヒロインの殻は打ち捨ててしまい、シリーズ当初からの、義憤にかられると暴走してしまう主人公の面目躍如といったところ。

2021/07/08