内容説明
“オリオン・チーム”の限られたメンバーしか知らないはずの情報がもれたことで窮地に立たされ、追う者から追われる者になったラップ。組織内の誰が情報をもらしたかわからないいま、ラップは自力でその相手を見つけるしかない。一方、CIAと連絡を断ったラップを捜すため、かつて彼を教育したハーレーは、部下たちをフランスへと送った。そのうちのひとりヴィクターはラップに恨みをいだいていて、機会があれば彼を殺そうと考えている。ラップのハンドラーであるケネディは最悪の事態を想定していたが、そんなときに彼から連絡が入り…。
著者等紹介
フリン,ヴィンス[フリン,ヴィンス] [Flynn,Vince]
『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家。十四の作品を発表したのち、2013年に死去。ミネソタ州セントポールのセントトーマス大学を卒業し、ツインシティーズに暮らした
多田桃子[タダモモコ]
神奈川県生まれ。明治大学農学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スー
18
93ラップはアイリーンは信じられると連絡を取る、アイリーンは上司のトーマスにラップを今なら取り戻せると説得しラップを確保するために送り込んだラップが嫌っているスタンとヴィクターに手を引くように命じるが前回にラップに懲らしめられたヴィクターは恨みを募らせ暴走し始める。なんとなくボーンアイデンティティーを思い出す展開になって行きます女性を連れて行くとこも似ている。正義感溢れる工作員ラップですが今後はその強い正義感に危うさを感じます、まだ序章のようで次回以降さらに物語に深みが出てきそうな予感楽しみなシリーズです2020/07/08
tai65
3
星5つ2020/02/20
かんとり
2
要人の暗殺、目的は果たしたが、罠が張られていた… 「嵌められた」濡れ衣を着せられ、裏切り者を組織からあぶり出す。 いいねえ! 軍隊経験もない若い主人公、頭も切れ腕も立つ、 悪には情け容赦なく、司法当局一般人は決して傷つけない。 どこかで聞いたような暗殺者だが、楽しみなシリーズですな、続編希望!2019/12/25
はるまき
1
☆:前作『アメリカン・アサシン』からの相も変わらずのラップ君の傲岸不遜さが孤高のヒーローのカッコ良さより可愛げの無さを感じて感情移入出来ない。そこは好みだから置くとしても、ラップを境地に陥れるために、周囲の人間がおしなべて愚かな行動をとってばかりなのが萎える。いや、そういう展開はこの手のアクションものの定石ではあるけど、諜報や隠密活動に従事しちゃダメだろレベルなので、CIA副長官にすら活動内容を伏せる汚れ仕事セクションとか長年諜報畑を生き延びた人物といった設定の説得力が崩壊しちゃってるのが致命的。2022/09/06
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