内容説明
すべての映画は恋愛の教科書である。これぞまさにラブコメの代表という映画から、これのどこが恋愛映画なの?と疑問を抱くようなものまで。
著者等紹介
長場雄[ナガバユウ]
1976年東京生まれ。東京造形大学卒業。広告、書籍、アパレルブランドとのコラボレーションなど幅広く活動中
山瀬まゆみ[ヤマセマユミ]
1986年東京生まれ。アーティスト、ライター。ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアーツアンドデザイン卒業
小川知子[オガワトモコ]
1982年東京生まれ。ライター・編集者。上智大学比較文化学部卒業。映画宣伝・配給会社、『ecocolo』編集部を経てフリーに。雑誌を中心に、インタビューや執筆を行う
中村志保[ナカムラシホ]
1982年NY生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ・メディア学部修士修了。『TRANSIT』『美術手帖』編集部を経て、フリーの編集・ライター。2児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
11
ワンフレーズだけだとなんともフツーに感じられる言葉でも、映画の中で聞くとシビれる。そんな言葉が100。長場雄のいつもの線画もツボを押さえていていい。多くのひとが通った恋愛という過程を切り取った言葉たち。極端な形で示されていても、かなりの真実が含まれている。だから映画と本はやめられない。2018/05/16
フリスビー
11
「籍はぬかんでもよぉ、のう、わしらぁ、一生続けばいいじゃないの」(仁義なき戦い 広島死闘編)、「やり直せない? やり直せるさ。決まってるだろ」(華麗なるギャツビー)の2つが印象深い。特にギャツビーのイノセントさは、悲しいくらい心に残る。だからこそ主人公のニックは、彼の物語の題名に「The Great」と書き足したのだろう。本の内容としては前作の方が良かった。今回は3人の執筆者が分担しているので、正反対の解釈がすぐ次の項目にあったりして、ちぐはぐな点が気になった。読んで観たくなったのは「百円の恋」くらいか。2018/03/18
midorino
8
思えば恋愛映画ってあんまり見てこなかった。100選のうち、見たことがあるのは2割程度か。でも、「これも恋愛映画に入るんだ」というのもあって、恋愛とはなんて考えてしまったり。長場雄さんのイラストは味があって素敵。ただ文章とイラストが違うシーンを扱っていたりして、ちょっと混乱した。デザインだからしょうがないのかもしれないけど、監督や出演者などの情報はインデックスではなくてイラストと一緒にあると分かりやすくていいと思う。見たい映画が増えて、本も読みたいし・・・時間がない!!2018/06/06
のろま君
3
こんな大衆向けの本に『接吻』があるのがツボにハマった。なのになぜ『キャロル』がないんだ!とも憤慨した。名作はあまり観ないのでこんなあらすじなのかー面白そうと思いながらサクサク読める。ただ、こういう紹介本って筆者の無駄な感想がなかなか腹立たしい。2021/10/03
カエル子
3
「あー、コレは若い頃に見た映画だ!」と思ったものはほとんどヒュー様の映画だった笑。そう、わたしはヒュー様のファンだったのである(過去形)。『みんなの映画100選』のほうはもう少しイラストでタイトルを想起できるものがあったけれど、恋愛映画になるとほとんどダメ。恋愛映画を見るタイプじゃなかったんだわたし。そう、ヒュー様のもの以外は。しかし、『ノッティングヒルの恋人』と『ラブ・アクチュアリー』をもう一度見たくなってきてしまったぞ。2020/06/03