内容説明
ハート公爵家には呪いがかけられている―公爵が愛のない結婚をすると、世継ぎの誕生前に命を落とすという呪いを。それを打ち破るためには恋愛結婚する必要があるが、貴族社会においてそんなことはほぼ不可能だ。現ハート公爵マーカスも、恋愛結婚が実現する見込みはないと思っている。そんな彼は、公爵家の義務で訪れた領地で、“独身女の館”に入るのを希望するキャットに出会う。きょうだいの多い彼女は小説を執筆する時間を欲して、なんとしてでもそこに入居したいらしい。独身でいることを望む彼女に、マーカスは惹かれていき―。
著者等紹介
マッケンジー,サリー[マッケンジー,サリー] [MacKenzie,Sally]
ワシントンDCに生まれ、ニューヨーク北部から移住した夫とともにメリーランド州の郊外で暮らす。連邦規則、学内報、競売プログラム、クラス劇の台本、水泳リーグの案内などを書いてきたが、ロマンスに手を染めたのは四人息子のひとりめが大学へ行くために家を離れたとき
草鹿佐恵子[クサカサエコ]
京都生まれ。大阪大学人間科学部卒業。ヒストリカルロマンス、コンテンポラリーロマンスの訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
18
第3代のお公爵が地元の乙女を孕ませて捨てたせいで、「公爵は世継ぎが生まれる前に死ぬ」という呪いがかかっている・・・(と多くの人が信じている)そんな呪いの対象であるお公爵様が地元の乙女に惚れてしまい、死にたくないのでノロノロ。歯がゆい二人の周りでは様々な人物が錯綜し、結構めまぐるしいおはなしでした。さあ、呪いはとけるのかな?2018/03/28
aiko
7
結婚すると男児誕生までに死ぬという呪いに縛られている公爵と、独身を貫きたい牧師の娘。お互い一目惚れなのにそれぞれの事情からヤキモキしてるのが可愛い。しかし「そこで終わり!?」という最後なので結末は続編に続くのかな…。 これはぜひ次も出していただかないと!2017/06/21
アクアマリン
0
1817年、結婚したくないヒロイン。ヒーローは、先祖の呪いを気にしている。ヒロインは、大家族で育ち、静かな環境にあこがれが強い。この時代にしては独身でいることは、大変なこと。ヒーローと愛しあっているのに、お互いに悩む。ヒーローが、恋わずらいなのを親友に指摘された。自分では気づかない。歯がゆさが面白い。2019/04/17
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