エバープリンセス 恋知らずの眠り姫

ひのもり 花蓮【著】

オークラ出版（2017/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 15cm
• 商品コード 9784775526576
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

隣国への輿入れが決まっている莉莉は、新しい生活に思いを馳せていた。しかし、国を出る数日前、子供をかばって階段から落ち、昏睡状態に陥ってしまう。長い眠りから莉莉が目覚めたとき、彼女を真摯な眼差しで見つめる男の姿があった。左軍将軍の翔狼だ。彼の整った容貌には悲痛な想いが浮かんでいたが、彼は莉莉に誰よりも冷たく当たっていた相手で…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[sweet""]

積本崩し。中華ものがあまり得意じゃないが、ほぼ宮廷内、ヒロインの婚姻話が主なので特に問題なし。皆さん言うようにヒーローの好意が感じ取りにくく、態度も硬いのでヒロインは委縮しちゃうし、もージレジレ。ヒーローの決死の行動力でめでたく結婚することになり、一緒の寝所にもいるというのに通じ合うまでがすごく長かった。寝たきりの間に無邪気に信じていた将来が霧散していたのを目の当たりにして意気消沈していたとはいえ、ヒロインがちょっと大人しすぎに感じた。王女さまなんだし、もうちょっと快活でもよかったなぁ。

2017/10/12

[Yasuko Yamamoto]

王女と将軍

2018/07/05

[千桜姫]

一途なヒーロー。しかしヒロインではないが、いつから！？と。定番で冷たくしているのは、思いを隠しているからというのは、読者には解かってますけど。ヒロインは家族から可愛がれてますが、傲慢になるわけでなく、その愛情を弱い立場の子らに還元しているから、周りから愛されるし、好感が持てます。

2017/05/06