マグノリアロマンス ハイランドの悪魔

ラニー，カレン【著】〈Ｒａｎｎｅｙ，Ｋａｒｅｎ〉/大原 葵【訳】

オークラ出版（2016/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 505p／高さ 15cm
• 商品コード 9784775525463
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

アメリカ人の富豪の娘であるヴァージニアは、ロンドンで出会ったスコットランド人のマクラスに恋をする。しかし、彼女の父親が結婚相手に選んだのは、生まれつき病弱なバレット伯爵ローレンスだった。愛のない結婚をしたヴァージニアの持参金は、ローレンスに湯水のように使われた。そして、彼女になにも遺さずに亡くなったローレンスのせいで、いずれは住むところすら失うだろう。彼女に必要なのは、伯爵の跡継ぎとなる子どもだ。子どもさえいれば、住むところに困らない。意を決したヴァージニアが向かったのはスコットランドで―。

著者等紹介

ラニー，カレン［ラニー，カレン］ ［Ｒａｎｎｅｙ，Ｋａｒｅｎ］
作家。日本、パリ、イタリアで数年間暮らしたことがある。テキサス州サンアントニオ在住

大原葵［オオハラアオイ］
文芸翻訳者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[eko]

ヒロインは富豪アメリカンでヒーローはスコッツ青年実業家。恋に落ちるも結婚寸前でヒロイン父が決めた相手と結婚させられる事になりありがち...と思いきやどんどん意外な展開に。物語のはじめに何度も時系の行きつ戻りつしますが不思議と煩わしくない。テンポが良いからかな。詩や物語の一説が度々引用され2人の気持ちに彩りを添えます。なかなか自分に正直にならない2人にやきもきするもそれが見所なのかも。ホットなシーンは多くはないですがステキでした。面白かったです。

2016/05/05

[まみ子]

読むのにえらく時間がかかってしまい、はじめの方はうる覚えですが、恋をした二人が政略結婚によって引き裂かれ、一年後に様々な思惑を抱えながらも惹かれ合うベタなお話でした。ヒーローが発明家のスコットランド人というところがちょっと異色でしたね。

2016/05/03

[矢田ふみえ]

ヒロインが好きになれんかったなぁ。親の言う通りに結婚したけど幸せになれんかったから始まったからかなぁ。ヒーローは、優しすぎるね。本当にこんなふうにできるもんかなぁ。

2018/01/06

[まめもち]

子供がいない為屋敷から追い出されそうな未亡人ヴァージニア。義母に子作りを唆され白羽の矢を立てたのは昔好きだったマクラス。ぶっ飛んだ提案をする母もだが実行するヒロインもなかなか……ヒーローは忘れずにいた相手が会いに来たことで舞い上がっちゃうのはしょうがない。まんまと妊娠出産したところでヒーローに真相を知られちゃう。男が怒るのは当然だよね。ヒロインにつきまとう従者が粘着で気持ち悪い。お互い正直なって再婚という選択をしたらこんなにゴチャゴチャしなかったのではないかと思ってしまう。メイドのハンナが頼もしすぎた。

2017/07/06