内容説明
預言の三人と言われたエリン、ジョーダン、ルーンの一行は、ついに“血の福音書”を発見した。しかし、本が明らかにしたのはたった一段落分の文章―聖戦を避けるために、預言の三人は“最初の天使”を見つけなくてはならないということだけで、あとは白紙だった。新たな試練がはじまるかと思えたものの、福音書が開かれた直後にルーンが姿を消してしまう。そして、それとほぼ同時に、恐ろしい殺人事件がローマで頻発するようになった。犯人は、姿を消したルーンなのだろうか…?“血の騎士団”シリーズ・第二弾!
著者等紹介
ロリンズ,ジェームズ[ロリンズ,ジェームズ] [Rollins,James]
ニューヨークタイムズのベストセラー作家。作品は40カ国語以上で翻訳されている
キャントレル,レベッカ[キャントレル,レベッカ] [Cantrell,Rebecca]
数々の賞にノミネートされる
小川みゆき[オガワミユキ]
フィクション、実用書など、幅広く翻訳・編集業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
これは「血の騎士団」シリーズ三部作の第二番目のものなのですね。てっきりシグマフォースのスピンアウトが出たのかと思っていたら、別シリーズでした。最初のものを読んでいないので初めはわからなかったのですが読み進むうちにヴァンパイア関連の話だというkとがわかってきました。三人の主人公がいて、一人が連続殺人の容疑者に間違われて、ということで数日間の話なのですね。楽しめます。2015/10/13
RIN
25
シリーズ三部作の第2部。彼らの冒険(!?)はそこがゴールかと思いきや、逃げ水のように先が見通せない。やっぱりジェームズロリンズは巧いなぁと唸らされる展開と絶妙な人物設定。しかも、Σシリーズの作者ならではの、宗教と歴史の謎の数々が緻密に、そしてそこここに散りばめられていてヨーロッパの闇の歴史にお思いを馳せつつ下巻へ。2016/12/28
そばかす♪
18
スピード感がない分、人物達の過去や考えや感情はきちんと書き込まれている。だからといってすごく面白みが増している訳でもなく…取りあえず最初の天使を救えるのか?!次巻へ進みます。2015/10/01
Richard Thornburg
13
感想:★★★ シリーズ第2弾! 登場人物は基本的に前作と同じなのですが、レギュラーと思っていた人物がいなくなったりして油断なりません。 サンギニスト&ストリゴイの一種異様な呪われた世界観は前作で免疫力をつけたつもりでしたが、テーマがテーマだけに読み始めるとやはり重い・・・ 本作では前作で発見した『血の福音書』の内容に従って聖戦を避けるためのキーになる『最初の天使』を探すというところからのスタートなのですが、何といっても前作エピローグで出てきた「彼」が大きくかかわってくるところに不気味さを感じます。2016/08/02
ハッチ
12
★★★★★「血の騎士団シリーズ」第2弾。久しぶりにこのシリーズを読んだので前の話しがなかなか思い出せなかったが、良かった。下巻突入です。2016/07/21