内容説明
アメリカからイングランドへと渡った二十一歳のシーリアは、十年近くものあいだ、ずっとこのときを待っていた―ノージントン子爵に復讐する機会が訪れるのを。かつてシーリアの母親はノージントンに陵辱されて子を宿し、出産の間際に亡くなった。身寄りがなくなった彼女は何年もこつこつと金を貯めながら、ノージントンに罪を償わせることだけを考えて生きてきた。そして、ようやくやってきたロンドンでノージントンに近づくチャンスをうかがっていたが、周囲の人々は彼を高潔や勇敢と思っていると知り―。
著者等紹介
ロジャーズ,ローズマリー[ロジャーズ,ローズマリー] [Rogers,Rosemary]
ヒストリカルロマンス作家の女王と呼ばれる
芦原夕貴[アシハラユウキ]
東京生まれ。早稲田大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょう
11
母の復讐の為に渡英したヒロイン。船上で知らずにトラブルの種を受け取る。それを知るヒーローはヒロインとの再会を疑いの目で。ヒロインに隠し事があり怪しい感じはあるかもしれないけど、見抜けないヒーローの俺様ぶりがね~。ヒロインと関係を持った後や結婚した後の行動も男らしくないな~。2016/02/11
矢田ふみえ
3
復讐しようとイギリスへ、きたけど事件に巻き込まれ、復讐する息子とかかわるなかで愛しあうようになっていく。事件がひとつではなくもうひとつからんでくる。途中からは、ノンストップで読めた。2016/02/11
みしえび55
0
コテコテの復讐物かと思いきや。これはこれで良かったです。2015/08/22