ヘイトスピーチとネット右翼―先鋭化する在特会

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784775520673
  • NDC分類 361.65
  • Cコード C0095

内容説明

暴力的で差別的表現はどこまで許されるのか!?ネット右翼と呼ばれる人たちは、何を考えているのか?左右の立場を超え若き論客たちが挑む!

目次

正義感の暴走―先鋭化する在特会とレイシズム
嫌韓とネット右翼はいかに結びついたのか
「ネトウヨ」を産み出した日本社会の現実
大衆運動が先鋭化した「憎悪の共同体」としてのネット右翼
座談会 ヘイトスピーチが日本社会に突きつけたもの―ネット右翼とナショナリズム(『ネットと愛国』が提示したもの;「憎悪」に結びついた大衆運動;大衆的帰属意識と在特会;ネットに現れた外国人憎悪 ほか)

著者等紹介

安田浩一[ヤスダコウイチ]
ジャーナリスト。1964年静岡県生まれ。『週刊宝石』『サンデー毎日』などの記者を経て2001年よりフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている

岩田温[イワタアツシ]
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。同大大学院政治学研究科修了。拓殖大学日本文化研究所客員研究員、拓殖大学客員教授などを歴任。現在秀明大学専任講師。専攻は政治哲学

古谷経衡[フルヤツネヒラ]
評論家・著述家。1982年北海道札幌市生まれ。立命館大学文学部史学科卒。インターネットラジオ・パーソナリティやCS放送やインターネット番組への出演、執筆、街頭演説などその活動領域は多岐に及ぶ

森鷹久[モリタカヒサ]
編集者・ライター。1984年佐賀県生まれ。高校中退の「ネトウヨ」を自称するファッション紙編集者・ライター。番組制作会社、出版社勤務を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

9
「在特会」(在日特権を許さない市民の会)が町で行うデモ、さらにそこへカウンター集団である「レイシストしばき隊」が加わり、乱闘騒ぎばかりが過熱していった。これらの騒動がノイズ化し、慣れとなってしまわないためには、どうすればいいか?“ネトウヨ”を自称する編集者、政治哲学を専門とする大学専任講師、フリーのジャーナリスト、評論家が在特会問題、ヘイトスピーチ、レイシズムなどについて考え、語る。2015/10/11

みじんこ

5
安田浩一氏、古谷経衡氏らがネット右翼やヘイトスピーチに対する意見をそれぞれの観点から意見を述べたもの。四人の著者の座談会もあり。内容はネット右翼、在特会の構成員、なぜ朝鮮人を排外するのか、昨今の大衆運動についてまで多岐にわたる。オタクや社会的地位が低いとされるネット右翼、実際はどうなのか?という点や、民主主義における大衆運動の考察は興味深い。「朝鮮人を殺せ」等と言うのはレイシズムであると私も思う。韓国のデモだって日の丸を燃やしたりしている、と言っても同じことを日本でもするのでは彼らと何ら変わらないのだ。2013/10/06

ルナティック

4
最後の座談会が、良かった。このように、ある意味熱く論争になってしまう主義主張は、座談会等の形式で読むのは、良い理解方法かもしれない。一つの主張について、様々な視点&角度から言い合うことは、有益ではないだろうか。皆さん、冷静に話されていたので、その点も好感を持った(内容ではなく、座談の様子ね)もっと、色々探してみよう2015/05/01

田中峰和

3
嫌韓を主張するネット右翼は、格差社会の底辺にいた人たちが韓国・朝鮮に鬱憤をぶつけたことから始まったという定説を否定する古谷氏の意見が面白い。冷戦崩壊後、韓国はソ連が消え去ると反共路線を捨てて、仇敵・北朝鮮と民族融和に走り、露骨に反日へとパラダイム・シフトしたこと。反共国家から反日国家に転じたことが、嫌韓を基底としたネット右翼を生み出したという古谷氏の説。つまり、日本社会にある嫌韓の責任は、反共国家から異常な民族国家に変貌した韓国側にあるということ。この説に韓国の人たちは納得するだろうか。2014/03/09

ちんれん

2
【新富分館】この本は買って手元に置いておきたくなった。韓国は好きだし、具体的にイメージ出来る好きな韓国人の友達もいる。しかし、韓国の政府やマスコミの日本への対応は腹が立つ事が多い。だから韓国大使館や韓国メディアの日本拠点へのの抗議やデモだったら理解出来る。がヘイトスピーチをやってる在特会が在日朝鮮人へのバッシングをしているのは意味がわからない。本書は在特会、ネット右翼と既存の保守、日本の反韓意識の変遷などが議論されている。2014/04/05

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