内容説明
幸せな少女時代、サビーヌの憧れは侯爵家の長男、『黒髪の王子』ことジュールだった。社交界デビューすれば、きっと彼に気づいてもらえる。舞踏会でダンスできるかもしれない。愛の告白だってされるかも…。だけど、いまは見ているだけとあきられていた。月日は流れ、父親を亡くし、双子のイザベルは行方不明となり、住む屋敷も失ったサビーヌは、債務者監獄へ入れられぬよう王国に納税するために、海賊の銀貨を盗む決意をする。娼婦に扮した彼女は、眠り薬を混ぜたワインとともに、海賊たちの野営地へと乗り込んでいく。そして、彼女の『黒髪の王子』が頭領だと知って…。
著者等紹介
芦原夕貴[アシハラユウキ]
東京生まれ。早稲田大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Queen•リビ
2
サスペンスロマンス。一気読み出来る程度に普通に良かったです。最後イザベルだった?気になります。2015/08/16
まみ子
1
なかなかサスペンス要素の強い話だったので、大満足です。弟の話が次かと思ったけど、3作目だった。早く読みたいな。2013/01/06
くろうさぎ
1
結構、ホットな場面がいっぱいです。マグノリアなので、普通かも・・・・?ヒストリカルには珍しく、ヒロインが人気のあった劇場の脚本家の娘です。しかも、双子のかたわれです。ヒーローがちょっと見たくないもを見てなかったっていうのがねぇ・・・。 最後はハッピーエンドだったけど、ちょっと意外な道でした。続きがあるそうなので、読みたいですね・・・。2013/01/05
まめもち
0
盗賊の上前をはねようとするサビーヌ。その盗賊の頭は憧れのジュール。お金のために身を任すヒロインと、あっさりヒロインに夢中になるからまんまと騙されちゃうんだよ。大して善人でもなかった父親を盲目的に慕って仇を探すヒーローがお坊ちゃんだなぁと思う。弟の方がちゃんと現実を見てた。双子の妹の死を信じず行方を探すヒロインがだんだん不憫になってくるんだが最後の最後まで妹の生死ひっぱりすぎ。次作はヒーロー弟のお話かなぁ。2017/04/11
こげぱん
0
☆☆2016/03/21