内容説明
シェルボーン公爵であるトリスタンは、ロンドンでもっとも結婚したい男性として独身女性に狙われる日々を送っている。跡継ぎは必要だが、簡単に理想の相手は見つからない。舞踏会で美しい女性と出会った彼は、その女性―テッサが“男狩りの名手”“独身男の脅威”と言われる結婚仲介人だと知る。テッサに結婚相手探しを頼むことにしたトリスタンには、恐ろしい事態が待ち受けていた。なんと、テッサの家の客間に二十四人の独身女性が待ち受けていて、数週間かけて彼女たちすべてとお見合いし、候補者を絞っていくと言われたのだ。はじめのうちはテッサに怒りを覚えていたが、次第に彼女に惹かれるものを感じ…。
著者等紹介
ドライリング,ヴィッキー[ドライリング,ヴィッキー][Dreiling,Vicky]
英文学とマーケティングの学位を持つ、テキサス出身のロマンス作家
岡本ゆり[オカモトユリ]
静岡生まれ。十年間の公務員生活を経て念願だった翻訳の道へ。出版翻訳を軸に、映像翻訳など幅広い分野で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
36
一生独身を決めているテッサは結婚仲介人として壁の花の女性を助けている。公爵でロンドン一結婚したい男性でもある放蕩者のトリスタンに花嫁探しを頼まれ24人の女性とのお見合いを計画。高貴な令嬢も所詮は女、争いは醜いな~。お約束の展開で花嫁候補者たちよりもテッサに惹かれる公爵。もちろんテッサも公爵に惹かれるけれど秘密の過去があり踏み出せない。過去の原因であるヤツが出てきて・・・嵐の予感。大規模なお見合いさせといてこの結末は都合良いよねと思ったけれどロマだから良いのか。ヒーロー母が一番やり手な感じで素敵でした。2015/12/21
たまきら
14
読み友さんから。過去の過ちを秘め、うら若き乙女たちが幸せな結婚ができるよう助けることを生きがいにしているグラマー美女と、そんな彼女に結婚の仲介をお願いするも、はなっから彼女しか目に入らない公爵様の不器用でちょっとおかしなロマンスです。公爵様の妹や真の友情を勝ち得た魅力的な女子など脇役もなかなか素敵なのでエピローグとか続編とかあったらいいのにな。笑えて、ほろり。なかなかですよ!2016/04/04
ばん
7
花嫁探し中の公爵ヒーローと結婚仲介人ヒロイン。花嫁候補そっちのけでヒロインに惹かれるヒーローがおかしい。最終的にハッピーエンドなのは分かっているけど候補に残った女性をどうするのかなと思ってたらわりとご都合主義だったけど納得。女の子の友情かわいいな~。候補者達の陰口や孤立させようとする姿、ヒロインがあの娘だけはやめてと思う姿。女の嫌な部分がリアルに書かれていて面白かった。こういうところは世界共通なんだなぁ。2016/10/05
nayui
3
★★★☆☆2011/12/20
くろうさぎ
3
面白かった。一体ヒロインの秘密って??と、先へ先へと読み進めました。ヒーローは最初っから気になって気になって、仕方なかったのね~~!ヒロインの秘密って言ってもね・・・。もう年も年なんだし、さっさと言ってしまえばよかったのに・・・!とは、思うけれど、公爵未亡人がいい味出してくれたので、それはそれで、よかったです・・・!妹の話とかホークの話とかあるんでしょうかね・・・・?? 2011/10/26
-
- 和書
- ふしぎなスプレー