内容説明
うだるように暑い夏、避暑地にも行かずにロンドンのタウンハウスで静寂を楽しんでいたウエストヘイヴン伯爵は、掃除係のメイドに手を出していると勘ちがいされて、メイド頭のアンナに火かき棒で殴られてしまう。彼は傷がよくなるまでアンナに世話をしてもらっているうちに、貴族階級の出身で、学があり美しいアンナなら、自分の花嫁としてぴったりだと思うようになる。公爵の跡継ぎでもあるウエストヘイヴンは、早く結婚するように父親から圧力をかけられているが、彼には結婚する気がなかった。そう、アンナに出会うまでは。しかし、アンナはなにか秘密を抱えているのか、どうしても求婚にうなずこうとはせず…。
著者等紹介
バローズ,グレース[バローズ,グレース][Burrowes,Grace]
メリーランド州の小さな町在住。家族法専門の弁護士として働きながら、執筆活動をしている
芦原夕貴[アシハラユキ]
東京生まれ。早稲田大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
8
ヒーローは将来糖尿病確定ですね。2011/08/25
すっちゃん
7
⭐️⭐️⭐️ 面白いんだかつまらないんだか、何だかよくわからない。ダラダラ長すぎるのか。レモネードばかり出てきたような気がする。コミックぐらい端折って短く纏めればスッキリ良かったかも。2018/03/30
モルテン
6
いずれ公爵を継ぐことになる伯爵ヒーローと、ワケありメイドのヒロインのお話。ヒロインがヒーローを火かき棒で殴るシーンから物語は始まり、ある意味とても王道なロマンス小説でありがなら、個性の強いヒーローの兄弟・様々な立場で思惑を持つ家族や親戚・どうしようもない悪役…と脇キャラはしっかり固まっているし、ヒーロー・ヒロインの心理描写は丁寧だし、とても丁寧に作られていると思った。また、匂いや音、食べ物の味など五感を刺激する描写が多く、いっそう二人の存在が読んでいて迫ってきてGood2014/10/08
みータン
6
話の展開はそう珍しくないのですが(とことん地味です)、この作家さんの書くすべての描写が楽しく面白い。リージェンシーロマンスの裏側を覗いた気分で、日常の生活をこと細かに表現しています。一度は読んでおきたい作品かな。でも読んでると無性に眠くなるのよね。寝落ちするのにもピッタリかも~^^2011/10/06
kyara
5
真夏のうだるような暑さのロンドンのタウンハウめス。甘~レモネードやマジパンをひっきりなしに食べる伯爵とメイド頭のお話。身分違いの恋なのに、伯爵も周囲もそれは余り問題にしてないのが却って新鮮…勿論メイド頭に秘密があるのはお約束。私はこのお話好きだった。一気読み!ではなくゆっくり 穏やかに楽しみました。真冬のロンドンは行ったことがるけれど真夏も行きたいな~~と思った次第。2011/08/21
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