内容説明
数百年間を孤独に生きてきたヴァンパイアのステファンを好きになったエレナは、彼に冷たくされても、つらい胸の内や恋心を日記につづり、いつかこの恋がかなうことを願っていた。ようやく想いが叶ったかに思えたものの、ふたりの周囲では恐ろしい事件が次々に起こり、ステファンは犯人として疑われたうえに姿を消してしまう。しかし、エレナにはわかっていた。すべての元凶の裏には、魅力的だがとても邪悪な、ステファンの兄デイモンがいると。そして、デイモンは、エレナを手に入れようと動き始め…。
著者等紹介
スミス,L.J.[スミス,L.J.][Smith,L.J.]
大学を卒業した年に、デビュー作『The Night of the Solstice』が出版される。現在は北カリフォルニアのベイエリアに暮らす
市ノ瀬美麗[イチノセミレイ]
1983年生まれ。長野県在住。金沢大学卒業。途上国支援にも興味を持ち、国際NGO団体の翻訳ボランティアにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒崎ディートリッヒ
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完璧超人だけど傲慢になれない美少女ヒロインと、ルネッサンス時代のイタリアから生き続ける美青年ヴァンパイア兄弟のヒーロー。その三角関係を書く物語。 何だかヒロインのエレナがだんだん、完璧超人から中二病っぽいキャラに変化している感じがする。かつては友達もたくさんいて、異性にも人気があった彼女がヒーローのひとり、ステファンとの出会いで彼を守りたいがために取る彼女の行動が、周囲から全く理解されなくて孤立して行くエレナ。でもここでキャサリンの登場(ステファンの過去のみ)が意味不明。エレナはキャサリンとは別人なのに。2013/10/30