内容説明
ハイランド連隊の大尉であるリアム・ロックハートは、先祖から伝わる領地を守るために、盗まれた家宝を取り戻す決意をする。その家宝―ルビーがはめこまれた黄金の魔物の像は、イングランドの親戚の屋敷に隠されているはずだ。家宝奪回を目論見ロンドンにやってきたリアムは、しばらくの滞在先としてファーンズワース卿の邸宅を選んだ。そこには、天使のように愛らしい貴婦人であるエレンが住んでいて、リアムの心は瞬く間に彼女に奪われてしまう。しかし、その感情のあまりの強さから、リアムの家宝を取り戻す計画にひびが入りはじめて―。
著者等紹介
ロンドン,ジュリア[ロンドン,ジュリア][London,Julia]
人気シリーズ『リージェント街の放蕩者』を含む六冊が『USAトゥデイ』紙でベストセラーとなった人気作家。テキサス州オースティンに在住。スコットランドのハイランド地方をたびたび訪れている
池本仁美[イケモトヒトミ]
徳島県生まれ。大阪大学文学部卒業。翻訳学校にて英米文学の翻訳を勉強。ノンフィクションの下訳者を経験。ヒストリカル・ロマンスの世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
romance_holic
2
朴訥で、飾り気はないけれど、家族や氏族への忠誠心は強い。ハイランドの自然のような心をもつヒーローに、ヒロインならずとも恋におちそう。2009/09/15
nayui
0
★☆☆☆☆
MOMO
0
信じらんないくらい、最低ヒロインなのよエリンちゃんって!!10年間も自己憐憫に浸った挙句、自分のことを大事に思ってくれている男性が、取り戻そうとしている物と、大切にしている物を盗んだ挙句に、取り戻せなくするんだから!それでも、非難も罪悪感もすべて受け入れて突き進む度胸があるならいいけど、手遅れになった時点で、自己批判に陥るって・・・さいてぇーーー。あんたさぁ、金ため込んでる父ちゃんが二週間も留守してたんだからさぁ、その間に金目のものを片っ端から売り払って、トンズらこきゃぁ良かったじゃない!2010/01/18
こえん
0
論外。ヒロインの行動が許容範囲を激しく超過。確かにヒーローがやろうとしたことも褒められたコトじゃないだろうけど、それでもヒロイン(…って言いたくない気分)の行動の卑劣さはガマンできなかった、手遅れになってから自分の行動を悔いてもねぇ。2009/12/10
くろうさぎ
0
思ったよりも淡々として終わっちゃいました。まさかの持ち越しだった・・・。ロックハート家シリーズ第一弾。長男リアムって事は、第二段は次男グリフィン、第三弾は長女のマレッド。忘れないうちにさくさくだしてほしい。2009/09/20