プリズム文庫 Ａ・ＫＩ・ＲＡ―路地裏の迷い猫

中原 一也【著】

オークラ出版（2009/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 241p／高さ 15cm
• 商品コード 9784775514009
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「うち来るか？飯くらい喰わせてやるぞ」繁華街で拾った少年・明良に、つい親切心を起こしたフリーライターの葛城。居候となった明良は人懐こくて遠慮がなくて、アパートの個性的な住人達ともすぐになじんでしまう。しかしある日、葛城が入手した写真―そこには、男達に弄ばれる明良が…。動揺を抑えられない葛城に、明良は部屋を出て行く。そこに現れたのは…！愛に不器用な男と、愛を知らず彷徨う少年の胸に迫るラブストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りんご☆]

読了

2015/11/06

[諏訪 聖]

思ったような内容ではなかったなー。続篇の明良の扱いはちょっとかわいそうだった。中途半端な常識人ってのは始末に悪い。攻めの甥と明良の喧嘩は兄弟げんかみたいで色々気づくと喧嘩も楽しくなるんじゃないかと。美紅のつくるごはん美味しそうだった。この子にも幸せになってほしい。

2014/06/07

[スピカ]

迷い猫の明良が16歳っていうのが、いろんな意味で痛々しいお話でした。攻めオヤジの椎名と出逢って本当に良かったなぁ、と思うけど、親子ほども年が違う２人。犯罪くさくてちょっと複雑。。明良視点ではいかに明良が愛情に飢えているのか、子供っぽい行動に表れていて不憫になる。家族の愛情を知らない明良に、椎名はいろんな愛情を与えてあげるんでしょうねwwオヤジの愛はねちっこそうだったけど(笑)、深くて温かで、優しく包み込んでくれるはずです！

2010/09/12

[こたりん]

なんだか、イラストとタイトルロゴのデザイン、そしてタイトルとどれをとっても絶対、フツーなら買わないセンスだ……。中原さんだしなぁと読んだら、中原節たっぷりでおもしろかった。愛を知らない、人とのかかわり方を知らない子どものアキラがせつない。以外と分別あるオトナな攻めだけど、思いを確認しあった後のあの放置っぷりは、アキラ資質からするとちょっとヒドイなぁと。優しくして、甘やかしてあげて欲しいわ。

2010/06/09

[あさりん]

主役ふたりはどうでもいい。美紅ちゃんかわいいよ美紅ちゃん。巨乳ツンデレ料理上手！この本の萌は彼女がひとりで浚った。「あんたも住んでいいわよ」には不覚にも泣かされました。

2009/07/29