内容説明
生まれたときからのいいなずけだったバーティと、ついに結婚したグウェン。だけど結婚初夜に、その相手がバーティの双子の兄であるハリーだと発覚!爵位を持たない気楽な相手との結婚だったはずが、このままでは未来の公爵夫人になってしまう!どうしてこんなことになったのかを調べようとするグウェンだけど、誰もが理由を知ってるようでいて、それを口外しようとはしない。本物のバーティはどこに行ったかわからないうえに、ハリーはバーティになりすましたい理由があるという。偽りの花婿との結婚生活に、グウェンは翻弄されて―。
著者等紹介
ベンソン,ジェシカ[ベンソン,ジェシカ][Benson,Jessica]
RITA賞受賞作家。ニューヨーク在住で、夫とふたりの腕白息子と暮らしている
岡雅子[オカマサコ]
輸入商社および外資系銀行で秘書業務に携わり、その後、翻訳業を志す。児童書から一般書に移行して活動中。上智大学大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
21
うわあ。前二作のドタバタをさらにドタバタにしたロマンスというよりも完全にコメディ!最後の方で色々オチがつきますが、きちんと解決されたエピローグが読みたかったかなあ。個人的にはこういうお話大好きですが、マグノリアよりもコージー系の方が面白かったかもな。2021/09/20
MOMO
3
なんか、読んでてどんどん、めんどくさくなっていく展開だったわ・・・とことんコミカルな感じで突き進んでくれたら、まだよかったんだけど・・・。途中、バーティ君が戻ってきたあたりあから、ぐだぐだ感が一層ひどい感じで・・・別に倫理観を振り回す気はないけどさぁ、彼の行動って最悪だし・・・いっそ、<入れ替わりの理由をグウェンちゃんに納得させ、二人で入れ替わりを楽しみ、そもそもの原因を解決したあと、グウェンちゃんの母ちゃんの秘密を握った二人がにんまりして母ちゃんを黙らせる>方が私としては好みかも・・・2009/10/20
やまだ
2
花婿が(双子の)兄にすり替わっていた、しかもその事についてヒロインが説明を求めても皆はぐらかし本当のことを教えてくれない。という感じなのですごく大きな陰謀に巻き込まれてミステリー混じりなのかなと思いドキドキで読み進んでいったんですが…(;´∀`)え?ここまでヒロインに秘密にしといて実にこじんまりとした秘密だよ!普通に初めから本人として結婚しろと言いたくなること請け合い(笑)ヒーローとヒロインの掛け合いは好きだっただけに最後はちょっと残念。文章が日記風というか独特で読むのに慣れるのに時間がかかりました。2011/07/21
チョビ
2
設定自体は面白くなりそうなのに、なぜかだんだん話が破綻しかけ、どうにか最後まで持って行きましたって感じがする。納得できない行動が多すぎて、いまひとつ入り込めなかった。2011/01/26
aiko
1
キーアイテムでも無いのに(後書き含め)やたら穀物法に詳しくなれるリージェンシー。 従順に育ったヒロインが結婚相手の謎を解き明かす過程で強さを獲得していくかなり個性的なプロット。一人称だし好き嫌い分かれそうな話だけど私は好きなやつでした。ラストがやや小粒になってしまったのが少し残念。2020/05/15