内容説明
あの新聞記事もあのベストセラーも大臣の国会答弁も裁判の判決文も大企業のお詫び広告も(日本語なのに)、どうしてこんなに意味がわかりづらいのか!?日本を代表するジャーナリスト本多勝一が根本からわかりやすく徹底的に分析。原因は作文の技術力不在にあった!プロの文筆家や大学生たちの間で四半世紀以上もロングセラーの本多勝一著「日本語の作文技術」(朝日新聞社)を、わかりやすくどなたにも読んでいただけるよう大活字でリニューアル。
目次
技術その1 「修飾」の技術(修飾する側と修飾される側を理解する;「修飾」の順序を理解する)
技術その2 「句読点」の技術
技術その3 「漢字」と「カナ」を使い分ける技術
技術その4 「助詞」を使いこなす技術
技術その5 「段落」の技術
補講その1 「わかりにくい文章」の悲劇
補講その2 「わかりやすい文章」のために必要な『リズム』と『文体』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よむよむ
2
日本語の難しさ、奥深さに改めて気付かされた。少しの言い回しの違いで読みづらい文章になったり、意味がまったく変わってしまったり。句読点の位置ひとつとっても、重要な文章を構成する要素なんだと教えてもらった。すぐに全てを吸収することは出来ないが、意識しながら文章の読み書きをしていきたい。2016/01/07
ubik
2
内容が古い。MECEのようなマクロの視点でなく、あくまでミクロの視点。2012/06/30
wtbilly
1
著者は、元朝日新聞記者で日本を代表するジャーナリスト。初版は1976年のベストセラーとなります。 文章と一言に言っても、文学的な文章(詩や小説など)と実用的な文章は異なるものとして、読む側にとって分かりやすい文章を書く技術をまとめたものになります。2024/07/14
aoringo12
1
凄くためになります。何回でも読み返して、自分の技術にしておきたい事が沢山書かれておりました。 今まで疑問であった一つ一つの事が、正確に細かく丁寧に書かれています。2012/02/14
kaeru_onou
1
今までただ書いて悩んでいたが、この本でどう悩めば良いのか学べました。 すこしだけピックアップしますと、 文章を書くには技術が必要 多くの文章は組み替えるだけで非常に読みやすくなる。 かかる言葉と受ける言葉をできるだけ直結させる。 長い装飾語ほど前に持ってくると判りやすくなる。 大状況・重要度の高い内容ほど先に。 点の打ち方には注意する。 流れを変えやすいので気を付けなければいけない。 長い装飾語の時にうつ 語順が逆順の時にうつ(文頭に短い装飾語で、強調したい時など) 重文の境目(同じような内容のとき)2010/06/17