内容説明
神なき時代―文学と祈りを主題に据えたメルヴィルの文学世界をめぐる近代小説論。新訳「ホーソーンと彼の苔」(詳註付)を収録。
目次
棄子の夢―『白鯨』1
エイハブの涙―『白鯨』2
父の肖像―『レッドバーン』
自己という謎―『ピエール』
狂気の鏡―『詐欺師』
テクスチュアル・クーデター―『ビリー・バッド』
永遠の風景―『タイピー』
道化の祈り―「コケコッコー!」
幻視のゆくえ―「ピアザ」
痕跡と文学―「エンカンターダズ」
死の虚空、痕跡の生―「バートルビー」
ホーソーンと彼の苔(ハーマン・メルヴィル)
著者等紹介
橋本安央[ハシモトヤスナカ]
1967年生まれ、大阪府出身。京都大学文学部卒業後、アデルファイ大学大学院修士課程、東京都立大学大学院修士課程を修了。関西学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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