内容説明
文科省が、世界の有力大学が採用する「国際バカロレア(IB)」の国内認定校拡大の方針を決定、日本語による授業・試験の見通しがついた。本書では主に高校2~3年に当たる「ディプロマ・プログラム(DP)=世界標準の高校数学」を徹底解説する!!
目次
第1章 国際バカロレア(IB)の概要
第2章 IBDP数学の概要
第3章 IBDPの必修要件とIBDP数学
第4章 IBDP数学の内容
第5章 IBDP数学の試験と課題
第6章 IBDP数学のWorkshop
第7章 IBDP数学の授業外の取組み
著者等紹介
馬場博史[ババヒロシ]
1980年神戸大学理学部数学科卒業。関西学院千里国際中等部高等部数学科教諭。併設の関西学院大阪インターナショナルスクール(国際バカロレア認定校)の数学教育を研究。2007年より選択科目「国際バカロレア数学抜粋」を開講。2014年IB Diploma Mathematics SL&HL Category1 Workshop修了。教科外ではトライアスロンクラブ顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けろ
2
人が書いたコードを読んでいてhypotというのを見て、それを調べたときにたどりついたサイトから発見した本。おもしろかった。自分は日本の普通科高校の理系だったので、IBというものにあまり想像がついてなかったため参考になった。日本とは違いグラフ電卓や公式集をテストでも使う話や、カイ2乗検定やテイラー展開やロジスティック回帰や数学史やsinhやarcsinを習う話など、大学っぽい感じを受けた。ただ、問題の中の数式はちょっと間違いや転記ミスがあるのかなと思った。2022/12/11
MrO
2
内容的にはどうということないが、IBの教科書はすばしらしい。こうした、独習用の教科書の発想がないところが、日本の公教育の限界であり、宿命である。ほかの自然科学、社会科学にまたがる問題がふんだんに用意されているのはすばらしい。この本は、紹介程度なので、興味をもったら、直接教科書にあたるのがいいと思う。2016/05/17