内容説明
外国語習得の仕組みを踏み外した教育行政に振り回されるな!文法を軽視した「場面会話に偏った英語教育」で、真の「コミュニケーション能力」が育つのか?ネット時代の実戦力「英文メールの読み書き能力」が育つのか?言語構造的にハンディが大きい英語には日本人に合った教育方法がある。
目次
英語力はどうすれば伸ばせるか?
外国語教育は言語的な距離が決定要因
日本の英語教育の目標をどう設定するか
公立学校外で始動した早期英語教育
音声教育の欠如
言語習得理論について
総合的な訳読の多彩な役割
差し迫った学習動機
リメディアル教育
どういう英語を教えるべきか?
翻訳と通訳はどう違うのか?
著者等紹介
成田一[ナリタハジメ]
大阪大学名誉教授。英日対照構造・機械翻訳・言語教育専攻。上智大学外国語学部卒、国際基督教大学大学院修士課程修了。1975年大阪大学言語文化部に公募採用、助手、講師、助教授を経て1997年教授昇任。2004年大阪大学大学院言語文化研究科教授。2013年3月退職。1981‐82年カリフォルニア大学(UCLA)客員研究員。1988‐89年アラバマ大学(UAH)客員準教授。2012年大阪大学功績賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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