内容説明
「結婚」とルネサンス演劇に「ジェンダー」の視点から切り込む!イギリス・ルネサンス期の「結婚のディスコース」がもたらした矛盾、それに取り組んだ男性・女性作家の作品とその文化的背景に新たな光を当てる。
目次
第1部 ロマンス・民話の変容と結婚(祝婚喜劇の非婚論者―『お気に召すまま』におけるユーフュイーズ的言説の行方;ペトルーキオの「物語」―父権制と「男らしさ」)
第2部 王権と結婚(家族の肖像―シェイクスピア『ジョン王』論;娘にとっての「ハッピー・エンディング」?―結婚のディスコース、処女女王、『テンペスト』)
第3部 ベッド・トリックと結婚(解体するロマンス―ベッド・トリックの周辺;暗闇の中の主体性―『終わりよければすべてよし』における結婚と女性主体)
第4部 女性の主体と結婚(耐えるグリゼルダ、耐えられない夫―結婚と犯罪のディスコース、その融合と変容;「結婚のディスコース」と女性の主体、男性の暴力―女性作家・男性作家の場合)
著者等紹介
楠明子[クスノキアキコ]
東京女子大学文理学部教授
原英一[ハラエイイチ]
東北大学大学院文学研究科教授
竹村はるみ[タケムラハルミ]
姫路独協大学外国語学部講師
小林かおり[コバヤシカオリ]
同朋大学文学部講師
高田茂樹[タカダシゲキ]
金沢大学文学部助教授
近藤弘幸[コンドウヒロユキ]
東京学芸大学教育学部講師
境野直樹[サカイノナオキ]
岩手大学教育学部助教授
阪本久美子[サカモトクミコ]
日本大学生物資源科学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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