出版社内容情報
著 朝松健 × 画 山田章博でおくるクトゥルーホラー
ナチス台頭前夜の1930年ベルリンで連続猟奇殺人が発生。
刑事ヴィントは、若き神父マスカードと手を組み、事件の背後で暗躍する黒魔術カルトを追う。
怪物、魔術、そして忍び寄る全体主義の影――。歴史の闇に挑む、異色のバディ・クトゥルーホラー!
朝松健の金字塔『邪神帝国』へと至る、新たな代表作がついに登場!
【目次】
内容説明
1930年ドイツ、ベルリン。街では、被害者の手足が切断され、現場に不思議な記号が残されるという残酷な連続殺人事件が発生していた。ベルリン刑事警察のヴィント上級刑事は、事件の裏にある「儀式」の正体を探るため、魔術や悪魔学に詳しい若き神父マスカードに協力を依頼。二人は捜査を進める中で、恐ろしい怪物を操り、人々の命を奪う黒魔術カルト〈輝く闇〉の存在を突き止める。戦慄のクトゥルー神話ミステリー!
著者等紹介
朝松健[アサマツケン]
1956年、札幌市に生まれる。出版社編集者として幻想文学、魔術書の数々を企画、編集。1986年に『魔教の幻影』で小説家デビュー。以降、ホラーをはじめ、時代伝奇小説、妖怪時代コメディなど、幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あたびー
34
ナチスが台頭するベルリンで、続発する凄惨な殺人事件。犯行に関係すると思われる黒魔術集団〈輝く闇〉を追う殺人課上級刑事ヴィントとオカルトに明るい神父マスカードの活躍を描く連作。'30年代のドイツと言うと映画「嘆きの天使」に表れた退廃的な甘さを想うのだが、この物語は辛口も辛口。ベルモットの入らないマティーニの様で、美女は登場するも皆死してオリーヴの様にグラスの底に沈む。捜査はやがてナチとカルトが深くかかわっていることを突き止めるも、歴史の流れを変えることはできない。刑事の幼少期の体験をもっと知りたかった。2026/02/25




