出版社内容情報
「お前の初めては、全部貰う事にした」
下級の女神アメリアは、至高神レイの7番目の花嫁として嫁入りすることになった。これまで彼に嫁いだ6人の花嫁は、気が狂ったり行方不明になったり、ことごとく不幸になったという。しかし、アメリアの目標は、形だけの妻として自由を謳歌することだった。
そんな夫を顧みない花嫁に振り回されながら、アメリアの無垢な体と反応に独占欲を芽生えさせていくレイ。
微妙にかみ合わない二人の、結婚から始まる神様系ファンタジーロマン。
内容説明
「死の森」を抜け、光の差さない「常闇の城」に輿入れしたアメリア。冷たい目をした美貌の「凶神」に、この結婚に求めるものを問われ、アメリアは声をあげた。「お外に遊びに行っていい?」山育ちの女神アメリアは、結婚相手の「凶神」レイに放置されて自由を謳歌するはずが―。結婚から始まる神様系ラブファンタジー!書き下ろしエピソード・ショートストーリー「茜色の空」収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
6
この一冊で終わらないのかい、と最後まで読んで思わず突っ込んでしまった。続き物なら上とか1とか書いてほしいが。しかもかなりこれからどうする!?的な展開のところで終わっている。最初は政略結婚で嫁ぐヒロインが窮屈な王宮暮らしから解放されて自由になれるわ~!って感じでわりと気軽に外に出てるんるんしているだけだったのに、いつからかめちゃくちゃシリアスな事情が一気になだれ込んできて、前半と後半の温度差がものすごかった。それだけにまさかの完結せずという状態に拍子抜け。続き出るのかなぁ……2022/01/15