出版社内容情報
戦いが終わった平和な世界に召喚された快人、帰還までの1年を平穏に過ごしたいと思うのに彼の周りには様々な人物が集まってきて…
内容説明
大学からの帰り道、3人の高校生と一緒に勇者召喚に巻き込まれた快人は、次の瞬間、異世界にいた。これはもしや魔王と戦う展開か!?そんなことを思う快人だったが、魔王は1000年前に倒されており、勇者は単なる祭りの主役だった。もとの世界へ帰れるのは1年後。それまで平和な異世界でのんびり過ごすことになった快人は、買い物に出かけた街で魔族の少女クロムエイナと出会う。以来、夜になると快人の部屋にやってくるクロムエイナ。その正体は…?「小説家になろう」発、「モーニングスター大賞」大賞受賞作!!
著者等紹介
灯台[トウダイ]
岡山県出身。2017年に第1回モーニングスター大賞で「勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした」が大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
加賀ますず
5
勇者召喚に巻き込まれた大学生・ミヤマカイトは、そこで自身を変えてくれるような大冒険が待っているかと期待したものの、異世界は実に平和で…。平和な世の中だからこそ自己実現の重要性を考えることになり、自分自身の人間性の弱さとも向き合わなければならない。そんな重めなテーマにも関わらず、登場人物たちの明るさと優しさで全体の雰囲気が非常に柔らかく、楽しく読み進めることができた。すぐに続きが読みたくなるような世界が広がっていく異世界ものの高揚感も確りあって、良作な予感をひしひしと受けます。2023/05/15
葛野桂馬@時津風@ハスター
4
イラストに惹かれて読み始めたら一気に引き込まれた。なにこれカワイイ。でもまだ真打というか、一番かわいいのが出てきてないのよね。そのキャラが出るのは次の巻から。ほんと安心して全員愛でれる。2018/01/15
史
3
異世界日常系。ってな感じの作風。これこそスローライフなのでは? と思ったりもしなくない。しかしどこか哲学的で、優しい物語でございますね。シリアスやら深刻さを幾らでも付加できそうなのにそれをしない。それでも筋道が通ってるのが良いですね。それなりに楽しめる物語であることには違いない。面白かった!2022/08/15
ぎゃばん
2
再読2020/01/24
澄希
2
魔王を倒すわけでも、大きな事件に巻き込まれるわけでもない、のんびりと平和な世界の物語です。ヒロイン達は実にチョロい。でも、それも気にならないです。 あと、シリアス先輩の扱いが相変わらずでした。2017/06/26