内容説明
ホラーRPG『インセイン』に待望の第三巻が登場!共同創作サイト「SCP財団」の世界を舞台に、財団職員たちがオブジェクトの確保、収容、保護のために危険な任務に挑む。リプレイ「目を閉じてはいけない」に加え、SCP世界で遊ぶための追加ルールを収録。果たして職員たちは人類を守れるか!?
目次
リプレイパート「目を閉じてはいけない」
ワールドパート「SCP概要」
ルールパート「運営情報」
シナリオパート「事件記録」
付録
著者等紹介
齋藤高吉[サイトウタカヨシ]
ゲーム開発を行う秘密結社、冒険企画局に所属するゲームデザイナー。徳島県出身。アナログゲーム、コンシューマーゲームの開発に広く携わり、代表作には『キルデスビジネス』などがある
河嶋陶一朗[カワシマトウイチロウ]
冒険企画局に所属するゲーム作家。「みんなで会って遊べるゲーム」をキーワードにテーブルトークRPGやカードゲーム、ボードゲームなど色々なゲームを製作・紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒目ソイソース
6
これはオブジェクトのことを知っていても充分怖い…なにしろ、こいつら問答無用な効果というか防御不能な能力多いからな。COCやる上で小説知ってる方が余計怖いのと同じ原理で。2016/05/08
akiu
4
共同創作サイト「SCP Foundation」をインセインにぶち込んで、よりソリッドでハードコアなセッションをやろうという話。リプレイが完全に齋藤ゲーでひどい(付属のシナリオ3本はそこまでではないです)。似たような情報災害系のシナリオを、普通のインセインでやったことがあるからかもしれませんが、あえて追加ルール・世界設定を用いて遊ぶかどうかは微妙な感じでした。ちょっとストレスフルすぎる気がします。死んで覚えろってことなのかもしれないが(片道勇者の原型…!?)。ただ、SCP財団のネタはとってもいいですね。2016/08/11
あだむ
4
TRPGは興味ありつつもやらないのだけど、まさかの『SCP Foundation』を題材にしてたので即購入。SCPの詳細なデータや世界観を中心にして描かれるシナリオがこう創られるのかという参考になって面白かった。共同創作サイトに集められた怪談を元に世界観や用語、設定が拡大していき、一定の基準が出来てRPGが出来るまで発展したって正直凄い事だと思うし、単純に怪異を撃破したりする事が目的じゃなく、基本的に「確保」「収容」「保護」を目的としている部分がSCPのシナリオを進める上で鍵になりそう。 2016/03/27
こうし
3
新しい切り口で描かれるインセイン3作目。リプレイの怖さは、こういう事は実際本当にあるのかも……と思わされ◎です。知らない分野にもちょっと触れることができて、今回も満足。スターシステム的ないつもの3人がちょっと違うのも新鮮。2016/03/28
ようこ
3
シナリオは遊ぶ予定なので未読。リプレイパートは前作とは雰囲気ががらりと変わり、面白かったですが、なんだか別ゲーになっているような気も。現代版パラノイアっぽく、さらにプレイヤーを選ぶゲームに昇華されています。インセインが、ギャグ風味なシナリオから、重量感のあるスパイものまでこなせる自由なシステムだと再認識するリプレイでした。SCP財団の存在を知らなかったので、そっちの方にも新たに興味が湧きました。2016/03/27