出版社内容情報
女王を救うため、トラウマ持ちの修道女が立ち上がる!
争いや人の傷を見ると動けなくなってしまうというトラウマを抱える修道女のルー。ある日、次期王位後継者のアイデスが修道院に現れ、ともに王宮に来て欲しいと言う。体調の優れない女王が国内から優れた治療者を集めているらしく、癒薬作りに才能があるルーもその一人に選ばれたのだった。思い切って王宮入りし、アイデスの優しさに支えられながら慣れない王宮生活に奮闘するルー。そんな彼女の前に、修道院の患者であったペルセシオが姿を現し、ルーに猛アタックを開始してきて……!?
内容説明
トラウマ持ちの修道女・ルーは、癒薬作りの才能を見込まれて王宮入りすることに。迎えに来た次期王位継承者のアイデスはとても優しく寛大な人で。ルーは慣れない王宮生活に戸惑いながらもアイデスの存在に励まされていた。そんなある日、ルーが修道院で怪我の面倒を見ていたペルセシオという美青年が隣国の公使として現れる。猛アタックを仕掛けてくるペルセシオに困惑するルー。恋の三角関係と王宮を巡る陰謀の渦に、ルーは飲み込まれていく…。
著者等紹介
華宮らら[ハナミヤララ]
第2回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門にてルルル賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
75
著者の作品を読むのはこれで2作目ながらも、この本もなかなかにウェルメイド。しっかりした人物配置に、設定の生かしよう、伏線の張り方と回収、なかなか巧みですねー。だからこそヒロインに感情移入して、王宮にいきなり放り込まれたドキドキハラハラ感が楽しめるというもの。終盤の畳み込み、二段構えで山場があるなどサービスもしっかりしている。作品的に小粒な印象ではあるけれど、コンパクトに綺麗にまとめているとも言えよう。2016/06/30
ことり
3
楽しみにしていた華宮さんの新作。このレーベルだからなのか、今までのヒーローヒロインの中で年下だからなのか読書の対象年齢が低い気がします。イラストも幼い感じですし。表の悪役が小物で、あっさりし過ぎたかな。2014/03/20
みっふ
3
このレーベル初めて読みましたが、子供向け?なのか結構字がでかい、行間広い、でも値段高かった。 華宮さんの陰謀×王宮では、ルチアシリーズが一番お気に入りで、ルチアのヒロインのおかれるハードな環境に比べるとかなりツメ甘いなぁという感じです。 この本次は小学生の娘に読ませよう。2014/03/18
菊地
2
良くも悪くもベタな展開が続くし予定調和だけどそれほど悪くない。ただ、1巻でかなり納まるところに納め過ぎていてやや食い足りないところはある。良くも悪くも軽めの仕上がり。2014/03/09
平子
2
華宮さんのクラシカルロマンシリーズが好きだったので、楽しみにしてました。陰謀物を期待してたので少し物足りなくて残念。イラストも可愛らしい感じだったし、子供向けのレーベルだったのかな?2014/04/09