内容説明
魔導書の材料から目的、伝説的な魔導書作者や彼らの作品、さらには『ソロモン王の鍵』の内容までを、図解でぎゅっと解説。図解でわかる魔術の原理と儀式。
目次
第1章 魔導書入門(魔導書とは何か?;魔導書は古代からあったのか? ほか)
第2章 『ソロモン王の鍵』徹底解説(ソロモン王の鍵;『ソロモン王の鍵』の内容 ほか)
第3章 有名な魔導書(魔導書の全盛期;レメゲトン(ソロモン王の小さな鍵) ほか)
第4章 現代の魔導書(新時代の魔導書;エリファス・レヴィ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつきネコ
4
魔術を使うキリスト教の聖人の伝承があったのが謎だったけど、弾圧から身を守る為とか、プロテスタントがカトリックの攻撃に使ったとか、納得できた。しかし、魔術師は材料集めが大変だろうな。処女の羊だとか、水曜の日に集めたハーブだとか、限定されすぎだらう。そこまでして叶えるのが女性を裸にして踊らせるとか、なんか、現代のマンガにもありえそうな所は現代でも変わらないな。2014/12/13
竜王五代の人
3
西洋での、キリスト教の信仰に基づき、精霊・天使・悪魔のたぐいを召喚して使役するための書物が魔導書と定義されていて、魔術に関して記した本一般ではない。個々の本の来歴にはあまり詳しくは触れず(わたしはそこが読みたかった)、代表として著名な「ソロモン王の鍵」についてのその儀式の詳細が本の大半を占める。このあたり、ビジネス書っぽい安っぽいつくり、という評は的確だと思う。弟子(助手?)を三人動員するのがよい、というあたり魔術はボッチには難しいらしい。2022/03/27
すがし
3
やっぱり「オカルト」は自分にはあわねぇな、と思いつつ資料としてはなかなか興味深い。わざわざ悪魔を呼び出す理由が「女性を振り向かせるため」だったり、「貴族の好意を得るため」だったりするのだから、魔術とは当時の人々にとって「現実」の一部だったのだということがよくわかる。2011/10/31
RuiRui
2
様々な有名なグリモワール、中でも第二章「ソロモン王の鍵」については実践方法まで詳しく書いてあっておもしろい。ただ用意するモノ、時間、場所、実践方法、どれをとっても、これらが作られた中世とかでも難しいんじゃないのコレ・・・w2016/09/23
さくら餅
2
魔導書と言っても悪魔を召喚したり、天使を召喚したり、宝探ししたり、透明人間になったり、女性を裸で踊らせたり……と用途は様々で面白い。富を手に入れるという魔術はしてみたいかも(笑)2014/11/21