内容説明
石田三成との密約は本当にあったのか?なぜ兼続の死後、直江家は断絶したのか?通説、俗説を斬り、直江兼続の実像を知る一冊。
目次
1 越後誕生編
2 越後包囲編
3 東国合戦編
4 上方暗雲編
5 上方激動編
6 会津軍備編
7 会津征伐編
8 出羽死闘編
9 米沢藩政編
10 人物略伝
著者等紹介
相川司[アイカワツカサ]
歴史、ミステリ評論家。日本推理作家協会員。1951年東京生まれ。1973年早稲田大学政治経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エンカイ
1
従来の関ヶ原三成兼続謀議説について、本書では否定されている。まぁ西国と東北でそんなに連携がとれるなら苦労しないよね。 武将というより官吏文人としての能力が高く、主君景勝への取次や外交を一手に引き受けて差配していた。 しかし、そんな兼続の評価が低いのは、上杉家中で恨みを買いすぎたのが原因では?とのこと。 有能ではあったけれどワンマン過ぎたのか。 結果、最晩年は妻や親族にも見捨てられ、直江家も断絶というのは、やはり哀しい。2025/02/23
櫛橋光
1
軍師のイメージのある兼続ですが、この本を読んで色々と違った感じに再認識。兼続と言えば上杉景勝ですが、前田慶次については扱いが少なかったのが残念です。読み終わって、妻のお船に俄然興味が出て来ました。2024/06/30